先端巨大症
概要
成長ホルモンの過剰産生により体組織の肥大、インスリン抵抗性、臓器機能障害を引き起こします。
主な症状
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原因
犬:外因性プロゲステロン投与(最多)、未避妊雌犬の発情後期プロゲステロン上昇による乳腺GH産生。下垂体腺腫は犬では稀(猫では最多の原因)。避妊手術またはプロゲステロン中止で改善することが多い。
病態生理
成長ホルモン(GH)の自律的過剰産生→IGF-1の上昇→軟部組織の肥大(顔面・四肢・舌)・骨格の過成長(下顎突出)・関節肥厚。GHのインスリン拮抗作用→インスリン抵抗性→糖尿病。犬では外因性プロゲステロン投与や発情周期のプロゲステロンが乳腺GH産生を誘導(猫と異なり下垂体腺腫は稀)。
治療
【犬における先端巨大症】 先端巨大症は犬における正確な臨床評価(病歴、身体検査、CBC・生化学、画像)から治療方針を決定。 基礎疾患の特定→特異的治療+支持療法の組み合わせが原則。 経過モニタリング: 主訴の改善、検査値の変化、QOLを2-4週毎に再評価。 複雑症例は犬専門医(ACZMまたはAVMAエキゾチック分科会等)に紹介を検討。 支持療法: 輸液(晶質液 60-80 mL/kg/日 IV、ショック時 90 mL/kg初期ボーラス)、酸素化、栄養管理、疼痛管理。メサドン 0.1-0.5 mg/kg IM/IV q4-6h またはブプレノルフィン 0.01-0.02 mg/kg IM q6-8h。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によっては犬の専門医紹介を考慮する。
予防
プロゲステロン製剤の回避、未避妊雌犬でGH過剰が疑われる場合は避妊手術(プロゲステロン由来のGH産生を停止)。
予後
犬における先端巨大症の予後はホルモン・代謝異常の種類と是正の可否、合併症の有無により異なる。早期診断と病態に応じた適切な治療・モニタリングにより多くの症例で良好な経過が期待できるが、進行例・合併症を伴う例では予後が悪化しうる。
関連する薬品
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