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猫 (Cat) 感染症 中等度

猫トリトリコモナス感染症

Feline Tritrichomonas Infection / 猫トリトリコモナス感染症

概要

大腸の原虫感染で、若い猫に慢性大腸性下痢を引き起こします。

主な症状

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臨床徴候

猫トリトリコモナス感染症の臨床徴候は寄生虫種・寄生部位・寄生数により異なる。消化管寄生では下痢・嘔吐・体重減少・腹部膨満、外部寄生では掻痒・脱毛・皮膚炎、心血管寄生では咳・運動不耐性・腹水、血液寄生では貧血・発熱・元気消失を呈する。幼若・栄養不良個体では重症化しやすく、慢性経過では発育不良が顕著となる。

原因

猫における猫トリトリコモナス感染症の原因: 大腸の原虫感染で、若い猫に慢性大腸性下痢を引き起こします。

病態生理

猫トリトリコモナス感染症は猫における消化器疾患である。粘膜の完全性、運動性、分泌機能、またはマイクロバイオームバランスの障害を伴う。炎症により上皮バリアが損傷し、吸収不良、体液喪失、細菌トランスロケーションの可能性がある。運動障害(低運動性/うっ滞または亢進)により通過時間と消化効率が変化する。後腸発酵動物では盲腸/結腸フローラの破壊が致死的ディスバイオーシスと腸管毒素症を引き起こしうる。

診断

大腸性下痢(粘液便・軟便〜水様便)を呈する若齢〜中齢猫。多頭飼育環境に好発。直接糞便塗抹で運動性のある栄養型を観察(特徴的な波動膜運動)。InPouch TF培養キットで増殖を確認。リアルタイムPCR検査が確定診断のゴールドスタンダード。Giardia抗原検査との交差反応に注意。糞便検査で他の寄生虫を除外。T. foetus感染は自然治癒傾向があるが長期保菌となる。IBD、食物反応性腸症、コクシジウム症との鑑別が必要。

治療

1) 抗原虫薬: ロニダゾール30mg/kg PO q24h×14日(唯一有効な治療薬、カプセル調剤)。※神経毒性(運動失調、発作)に注意、過量投与厳禁。2) プロバイオティクス併用(腸内細菌叢の回復支援)。3) 高消化性食への食事変更。4) 多頭飼育環境: トイレの徹底洗浄・消毒、感染猫の隔離。5) 糞便PCRで治療効果を確認(投薬終了2週後)。6) 無治療でも多くの猫は2年以内に自然治癒するが、キャリアとして他猫への感染源となりうる。コバラミン欠乏の補充(250μg/cat SC q7d)。

予防

猫トリトリコモナス感染症の予防: 適切な衛生管理。創傷の早期処置。免疫力維持のための適切な栄養。ストレス軽減。

予後

猫トリトリコモナス感染症の予後: 適切な抗菌薬療法で多くが治癒可能。慢性・深在性感染は長期治療が必要。敗血症は予後要注意。

関連する薬品

💊 ロニダゾール

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