猫ピシウム症
概要
Pythium insidiosumによる卵菌感染で、消化器または皮膚疾患を引き起こします。
主な症状
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臨床徴候
猫ピシウム症の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。 皮膚病変(円形脱毛・落屑・痂皮)、慢性鼻汁、または深在性真菌症では咳・体重減少・神経症状が見られる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
猫における猫ピシウム症の原因: Pythium insidiosumによる卵菌感染で、消化器または皮膚疾患を引き起こします。
病態生理
猫ピシウム症は猫における皮膚疾患である。表皮バリア、真皮炎症、または付属器機能の障害を伴う。バリア機能の低下により経表皮水分喪失、アレルゲン浸透、微生物コロニー形成が促進される。炎症メディエーター(ヒスタミン、プロスタグランジン、サイトカイン)が掻痒、紅斑、二次的な擦過傷を駆動する。慢性疾患では表皮過形成、苔癬化、色素沈着、線維化が生じる。
診断
消化管型(嘔吐、下痢、腹部腫瘤)または皮膚型(潰瘍性結節)を呈する。温暖湿潤な環境での水辺接触歴が重要。腹部超音波で腸管壁の著明な肥厚・腫瘤を確認。FNA/組織生検でGMS染色陽性の幅広い隔壁のない菌糸を確認。Pythium insidiosum特異的ELISA抗体検査が有用。培養では真菌培地に発育しない(卵菌類)。CBC好酸球増多。消化管リンパ腫、IBD、他の深在性真菌症との鑑別が必要。
治療
1) 外科的広範囲切除が最も有効(マージン3-5cm以上)。2) 抗真菌薬併用: イトラコナゾール10mg/kg PO q24h+テルビナフィン30-40mg/kg PO q24h(長期併用療法6-12ヶ月)。3) 消化器型: 腸切除が必要な場合が多い。4) 免疫療法(Pythiumワクチン)が補助的に使用される場合あり。5) 支持療法: 輸液、栄養管理、疼痛管理(ブプレノルフィン0.01-0.02mg/kg 口腔粘膜 q6-8h)。予後は病変の範囲と外科的完全切除の可否に依存し、一般に慎重。
予防
猫ピシウム症の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
猫ピシウム症の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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