猫脈絡叢腫瘍
概要
脈絡叢から発生する稀な頭蓋内腫瘍で水頭症を引き起こします。
主な症状
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臨床徴候
猫脈絡叢腫瘍の臨床徴候は罹患臓器と腫瘍の種類により多様。一般的所見: 進行性の腫瘤形成・体重減少・食欲不振・元気消失・貧血。体表腫瘤では触知可能な腫脹・疼痛を、内臓腫瘍では腹部膨満・嘔吐・下痢・呼吸困難・リンパ節腫大などの非特異的症状を呈する。傍腫瘍症候群として高カルシウム血症(リンパ腫・肛門周囲腺癌)や低血糖(インスリノーマ)を合併することがある。
原因
猫における猫脈絡叢腫瘍の原因: 脈絡叢から発生する稀な頭蓋内腫瘍で水頭症を引き起こします。
病態生理
猫脈絡叢腫瘍は猫における腫瘍性疾患である。癌遺伝子、腫瘍抑制遺伝子、DNA修復機構における遺伝子変異の蓄積により腫瘍性形質転換が生じる。制御不能な細胞増殖により腫瘍が形成され、局所組織への浸潤・破壊の可能性がある。悪性腫瘍はリンパ行性または血行性に転移しうる。高カルシウム血症、悪液質、免疫調節障害などの腫瘍随伴症候群が原発腫瘍に伴い、罹患率に寄与することがある。
診断
水頭症に伴う神経症状(旋回運動、意識障害、視力喪失、痙攣)を呈する。MRIで脳室内の造影増強腫瘤と脳室拡大を確認。CSF分析で蛋白上昇・腫瘍細胞を検出(腫瘍播種の評価)。脈絡叢乳頭腫(良性)vs脈絡叢癌(悪性)の鑑別は組織病理による。CT検査で石灰化を伴う腫瘤を確認できることがある。脳室内髄膜腫、上衣腫、リンパ腫との鑑別が必要。水頭症の程度が予後に関連する。
治療
腫瘍がアクセス可能であれば開頭術による外科的切除。脈絡叢乳頭腫(良性)は手術成績良好。脈絡叢癌はより浸潤性で再発率が高い。閉塞性水頭症の管理:オメプラゾール1 mg/kg PO q24hでCSF産生を抑制、または脳室腹腔シャント留置。腫瘍周囲浮腫軽減にプレドニゾロン1-2 mg/kg PO q12h。てんかん管理にレベチラセタム20-30 mg/kg PO q8h。不完全切除または切除不能腫瘍には放射線療法。
予防
猫脈絡叢腫瘍の予防は限定的であるが、ホルモン依存性腫瘍軽減のための避妊・去勢手術、既知の発癌物質の回避、早期発見のための定期健診、適正体型の維持、該当する場合は遺伝的素因軽減のための責任ある繁殖が含まれる。
予後
猫脈絡叢腫瘍の予後: 腫瘍の種類、病期、転移の有無により予後は大きく異なる。早期発見・早期治療で予後改善。悪性腫瘍は一般的に予後要注意〜不良。
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