髄膜腫
概要
猫で最も多い原発性脳腫瘍で、通常良性で外科的に治療可能なことがあります。
主な症状
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臨床徴候
猫における髄膜腫の臨床徴候は罹患部位(前脳・脳幹・小脳・脊髄・末梢神経)により局在化所見を示す。前脳: 発作・行動変化・盲目・周徊・運動失調。脳幹: 脳神経障害・運動失調・意識障害。小脳: 企図振戦・低測定運動失調・広基歩行。脊髄: 四肢麻痺/対麻痺・排尿障害・反射異常(病変高位で異なる)。末梢神経: 筋萎縮・反射低下・遠位部優位の弛緩性麻痺。
原因
猫における髄膜腫の原因: 猫で最も多い原発性脳腫瘍で、通常良性で外科的に治療可能なことがあります。
病態生理
髄膜腫は猫における腫瘍性疾患である。癌遺伝子、腫瘍抑制遺伝子、DNA修復機構における遺伝子変異の蓄積により腫瘍性形質転換が生じる。制御不能な細胞増殖により腫瘍が形成され、局所組織への浸潤・破壊の可能性がある。悪性腫瘍はリンパ行性または血行性に転移しうる。高カルシウム血症、悪液質、免疫調節障害などの腫瘍随伴症候群が原発腫瘍に伴い、罹患率に寄与することがある。
診断
MRI(造影T1)で硬膜付着性の均一に強い造影増強腫瘤を確認。dural tail signが特徴的。CT(造影)でも確認可能。猫では多発性の場合あり(犬より多い)。CSF検査で蛋白上昇、軽度細胞数増多。CBC/生化学は概ね正常。猫の脳腫瘍の最多(60%)。高齢猫に好発。外科切除が第一選択で予後良好(犬より容易に摘出可能)。
治療
猫における髄膜腫の治療: 原因の鑑別(画像診断/CSF分析)。抗けいれん薬(発作がある場合)。支持療法(輸液・栄養・安静)。理学療法(回復期)。
予防
髄膜腫の予防は限定的であるが、ホルモン依存性腫瘍軽減のための避妊・去勢手術、既知の発癌物質の回避、早期発見のための定期健診、適正体型の維持、該当する場合は遺伝的素因軽減のための責任ある繁殖が含まれる。
予後
髄膜腫の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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