💊 ケタミン
Ketamine / ケタミン
作用機序
NMDA受容体拮抗薬。鎮痛作用を伴う解離性麻酔を引き起こす。
NMDA receptor antagonist; produces dissociative anesthesia with analgesia.
動物種別 投与量
| 動物種 | 安全性 | 用量 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 犬 Dog |
✓ 可 | 5-10 mg/kg 静注(導入); 2-10 mcg/kg/分 CRI(補助) | 常にベンゾジアゼピンまたはα2作動薬と併用 |
| 猫 Cat |
✓ 可 | 5-10 mg/kg 筋注(ミダゾラムと); 2-5 mg/kg 静注 | 猫の鎮静・麻酔の組み合わせに広く使用 |
| 馬 Horse |
✓ 可 | 2.2 mg/kg 静注(キシラジンと導入) | 馬のフィールド麻酔導入の標準薬 |
| うさぎ Rabbit |
✓ 可 | 10-35 mg/kg 筋注(メデトミジンと); 5-10 mg/kg 静注 | ウサギの麻酔プロトコールで一般的 |
| ハムスター Hamster |
✓ 可 | 50-200 mg/kg 腹腔内(キシラジン10 mg/kgと併用) | 用量幅が広い。必ず鎮静薬と併用 |
| モルモット Guinea Pig |
✓ 可 | 20-40 mg/kg 筋注(キシラジン5 mg/kgと併用) | 十分な麻酔のため必ず鎮静薬/鎮痛薬と併用 |
| チンチラ Chinchilla |
✓ 可 | 20-40 mg/kg 筋注(キシラジン2-5 mg/kgと併用) | 十分な深度のため鎮静薬と併用 |
| ハリネズミ Hedgehog |
✓ 可 | 5-20 mg/kg 筋注(メデトミジン0.05-0.1 mg/kgと併用) | 鎮静薬との併用が必須。イソフルランマスク導入が好まれることが多い |
| フクロモモンガ Sugar Glider |
✓ 可 | 50-200 mg/kg 腹腔内(キシラジン10 mg/kgと併用) | (小型哺乳類データから推定) 用量幅が広い。必ず鎮静薬と併用 |
| デグー Degu |
✓ 可 | 50-200 mg/kg 腹腔内(キシラジン10 mg/kgと併用) | (小型げっ歯類データから推定) 用量幅が広い。必ず鎮静薬と併用 |
| 鳥 Bird |
✓ 可 | 10-30 mg/kg 筋注 | 保定と軽度の処置に使用 |
| インコ Parakeet |
✓ 可 | 10-30 mg/kg 筋注 | (鳥類データから推定) 保定と軽度の処置に使用 |
| オウム Parrot |
✓ 可 | 10-30 mg/kg 筋注 | (鳥類データから推定) 保定と軽度の処置に使用 |
| 爬虫類 Reptile |
✓ 可 | 20-80 mg/kg 筋注 | 一般的に使用される。爬虫類では発現が遅い。 |
| リクガメ Tortoise |
✓ 可 | 20-60 mg/kg 筋注 | ミダゾラムと併用でより良い筋弛緩 |
| ヘビ Snake |
✓ 可 | 20-80 mg/kg 筋注 | 解離性麻酔。筋弛緩が不十分—ベンゾジアゼピンと併用 |
| トカゲ Lizard |
✓ 可 | 20-80 mg/kg 筋注 | (爬虫類データから推定) 一般的に使用される。爬虫類では発現が遅い。 |
| 魚 Fish |
✓ 可 | 1-2 mg/L 浸漬浴で鎮静 | 検査や処置のための魚の麻酔/鎮静。MS-222(トリカイン)がより一般的に使用される。 |
主な副作用
- ⚠️ 頭蓋内圧上昇
- ⚠️ 持続性吸気
- ⚠️ 流涎
- ⚠️ 筋硬直
禁忌・注意
🚫 頭部外傷。肝疾患(猫)。単独使用不可(鎮静薬と併用)。
薬物相互作用
| 併用薬 | 影響 |
|---|---|
| alpha-2 agonists | 鎮静/鎮痛の相乗作用。頻繁に併用 |
| benzodiazepines | 滑らかな導入/覚醒。頻繁に併用 |
| chloramphenicol | ケタミン効果延長(代謝阻害) |
この薬が使われる疾患
麻酔薬の他の薬品
VetDictで鑑別診断・薬用量を確認する
薬品辞典を開く
※ 本ページの用量・相互作用情報は獣医学的参考資料であり、処方の代替ではありません。投与前に必ず原典(Plumb's Veterinary Drug Handbook 等)および添付文書で再確認し、獣医師の判断のもとで使用してください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。