眼瞼内反症
概要
眼瞼の内反。子馬に好発(先天性)。角膜刺激と潰瘍のリスク。
主な症状
※ 症状をクリックすると、その症状を示す馬の他の疾患を確認できます
病態生理
眼瞼縁が内側へ反転し、睫毛・眼瞼皮膚が角膜表面を機械的に擦過することで、慢性刺激・角膜潰瘍・血管新生・色素沈着を生じる。子馬では眼球容積に対する眼瞼の相対的緩み・眼窩脂肪/筋緊張の未熟さ・脱水による眼球陥凹が内反を誘発する。疼痛性眼疾患があると眼輪筋の反射性攣縮が内反を増悪させ、内反がさらに角膜を刺激する悪循環(痙攣性内反)を形成する。表面麻酔点眼で痙攣性内反が一時的に解消すれば続発性と診断でき、全身状態の改善で軽症例は自然寛解するが、持続例は外科矯正を要する。
予防
馬における眼瞼内反症の予防は感染症対策と早期発見が中心。感染性結膜炎: ワクチネーション(FHV-1・FCV)と感染猫との接触回避。角膜潰瘍: 眼外傷の予防、グルーミング時の眼科ケア。白内障: 糖尿病の良好な血糖管理、遺伝性品種の繁殖管理、抗酸化物質補給。緑内障: 素因品種の定期的眼圧測定。全動物で年1回以上の眼科検診。
予後
馬における眼瞼内反症の予後は原因に応じた治療で概ね良好。
📚 参考文献
Based on articles retrieved from PubMed
その他の他の疾患(馬)
VetDictで馬の鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。