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うさぎ (Rabbit) 神経 緊急

脊椎骨折・脱臼

Spinal Fracture / Luxation / 脊椎骨折・脱臼

概要

不適切な取り扱いや急な動き、外傷による脊椎の骨折や脱臼。永続的な麻痺に至ることが多いです。

主な症状

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原因

ウサギにおける脊椎骨折の原因は外傷性(骨折・脱臼・靭帯損傷)、変性性(変形性関節症)、発達異常(股関節形成不全・肘関節形成不全・膝蓋骨脱臼)、免疫介在性(多発性関節炎)、感染性(骨髄炎・敗血症性関節炎)、栄養性(代謝性骨疾患・栄養性二次性副甲状腺機能亢進症)、腫瘍性(骨肉腫)、遺伝性(軟骨異形成)に分類される。小型哺乳類では骨折・脱臼(取り扱い時・落下)・脊椎損傷が主要外傷で、脆い骨格が背景。肥満、過剰運動、不適切な栄養管理(成長期の過剰カロリー・カルシウム)が変性・発達性疾患のリスクを増大させる。(ウサギは経口β-ラクタム抗菌薬禁忌、GI stasis予防が必須)

病態生理

脊椎骨折(ウサギ)はウサギの脊椎骨折は、不適切な保定時のキック動作や高所からの落下で発生する最も一般的な外傷性神経疾患である。ウサギは骨格が体重の7-8%と軽量であるにもかかわらず後肢筋力が強く、L7椎体に過大な応力が集中する。突然の後肢麻痺・排尿障害・深部痛覚消失を呈する。X線撮影で確定診断し、深部痛覚残存例は保存療法の適応だが、完全麻痺例は予後不良である。

治療

ウサギ脊椎折: ① 小型・骨脆弱性が外科的固定を難しくする—保存的治療(副木)が多い。脊椎骨折は厳格な ケージ制限・脊柱安定化、神経学的評価(運動・感覚・尿便)必須、損傷高位の特定で予後判断。② 安定化: 副木(Robert Jones、軽量副木)またはケージ制限、4-6週で癒合。③ 重症・長管骨は外科的固定(mini IM pin、外固定)—専門医推奨。④ 鎮痛: メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h、ブプレノルフィン 0.01-0.05 mg/kg SC q8-12h。⑤ 開放骨折: 培養感受性後の抗菌薬(草食種は経口β-ラクタム禁忌、エンロフロキサシン 5-10 mg/kg PO q12-24h)。⑥ ケージ制限: ステップ・ハンモック撤去、床に柔らかいパッド、シリンジ給餌で活動を最小化。⑦ 経過: X線3-4週毎、若齢は癒合早い(2-4週)。支持療法(小型哺乳類): 等張輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温(26-28℃)、シリンジ給餌(Critical Care/Recovery 50-90 mL/kg/日を3-4回分割)、メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h で疼痛・炎症管理。 ペニシリン系・セファロスポリン系の経口投与は腸内細菌叢を破壊し致死的になるため禁忌。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート。BCAA(分岐鎖アミノ酸)が筋蛋白合成を促進+MSMが結合組織の修復をサポート。術後回復、骨折治癒、CKD/肝疾患の筋肉量維持、競走馬・スポーツ犬の運動器サポートに ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意

予防

ウサギにおける脊椎骨折の予防は適正体重・適切な栄養・適度な運動が3本柱。発達性疾患予防: 成長期の過剰カロリー回避、適切なカルシウム/リン比、過度な運動の回避。OA予防: 適正体重維持、関節サプリメント(グルコサミン・コンドロイチン・MSM)、低衝撃運動。骨折・外傷予防: 安全な飼育環境、リード散歩、滑床対策。代謝性骨疾患予防: 適切な栄養とUV-B(爬虫類・若齢動物)。

予後

単純骨折で適切な固定を行えば一般に予後良好。開放骨折や複合的な軟部組織損傷を伴う場合は予後要注意。

関連する薬品

💊 エンロフロキサシン 💊 メロキシカム 💊 ブプレノルフィン

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