トリコモナス症嗉嚢型
概要
主に嗉嚢に影響するトリコモナス感染で、粘膜肥厚と排出遅延を引き起こす。
主な症状
原因
インコにおけるトリコモナス症嗉嚢型の原因: 主に嗉嚢に影響するトリコモナス感染で、粘膜肥厚と排出遅延を引き起こす。
病態生理
トリコモナス症嗉嚢型はインコにおける消化器疾患である。粘膜の完全性、運動性、分泌機能、またはマイクロバイオームバランスの障害を伴う。炎症により上皮バリアが損傷し、吸収不良、体液喪失、細菌トランスロケーションの可能性がある。運動障害(低運動性/うっ滞または亢進)により通過時間と消化効率が変化する。後腸発酵動物では盲腸/結腸フローラの破壊が致死的ディスバイオーシスと腸管毒素症を引き起こしうる。
治療
メトロニダゾール20-50 mg/kg PO q12hを5-7日間が第一選択(Trichomonas gallinae)。代替: ロニダゾール10 mg/kg PO q24hを7日間(より有効だが入手困難)。カルニダゾール20-30 mg/kg PO単回投与(簡便だが効果にばらつき)。診断: 新鮮嗉嚢洗浄液のウエットマウント顕微鏡—運動性の洋梨型鞭毛原虫(直ちに検査必要、室温で急速に死滅)。嗉嚢の乾酪性プラークは麻酔下で穏やかなデブリードマンが必要な場合あり。支持療法: 嚥下困難時はクロップチューブ給餌、脱水に加温SC輸液。カンジダ症との鑑別(Gram染色: カンジダは出芽酵母 vs トリコモナスは運動性原虫)。汚染水、鳥間の吐き戻し給餌、親から雛への給餌で伝播。水皿を毎日消毒。セキセイインコではハト/猛禽類ほど一般的ではないが飼鳥環境で発生。治療中の体重モニタリングと7日目の嗉嚢洗浄再検査。
予防
トリコモナス症嗉嚢型の予防: 定期健診。適切な栄養。ストレス軽減。早期受診。
予後
トリコモナス症嗉嚢型の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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