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犬 (Dog) 感染症 軽度

停留精巣(陰睾)

Cryptorchidism / 停留精巣(陰睾)

概要

片方または両方の精巣が陰嚢に下降しない疾患で、腫瘍リスクが上昇します。

主な症状

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原因

遺伝性(多因子性)。トイ犬種・チワワ・ポメラニアン・ヨークシャーテリアに好発。片側性が多い(右>左)。6ヶ月齢までに下降しなければ停留と判断。

病態生理

片方/両方の精巣が陰嚢に下降しない→腹腔内/鼠径部に停留。停留精巣は腫瘍化リスク13.6倍(セルトリ細胞腫・セミノーマ)。捻転リスクも上昇。

治療

【犬における停留精巣(陰睾)】 停留精巣(陰睾)に対し、画像(超音波で卵管・子宮・卵巣・精巣評価)と内分泌値で病期を確認。 卵停滞・卵管脱・難産: オキシトシン 1-5 IU/kg IM(鳥1-3 IU/羽)、Ca補給、温熱、最終的に外科。 腫瘍性病変: 卵巣子宮全摘出または精巣摘出、組織病理で腫瘍型確定。 細菌性子宮蓄膿(pyometra): 緊急的卵巣子宮摘出(OHE)+輸液+抗菌薬。 再発予防のため避妊去勢手術(適応症例)を検討。 支持療法: 輸液(晶質液 60-80 mL/kg/日 IV、ショック時 90 mL/kg初期ボーラス)、酸素化、栄養管理、疼痛管理。メサドン 0.1-0.5 mg/kg IM/IV q4-6h またはブプレノルフィン 0.01-0.02 mg/kg IM q6-8h。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によっては犬の専門医紹介を考慮する。

予防

停留精巣犬の去勢手術(必須、腫瘍化予防)。罹患犬の繁殖禁止。

予後

去勢術(停留精巣+対側正常精巣の両側摘出)が根治的で予後きわめて良好。腹腔内精巣は腹腔鏡下または開腹で摘出。腫瘍化前の早期去勢が推奨(6-12ヶ月齢)。停留精巣犬は遺伝性のため繁殖に使用しない。セルトリ細胞腫の骨髄抑制(汎血球減少)は予後不良因子 (Romagnoli SE. 1991)。

関連する薬品

💊 ブプレノルフィン 💊 メサドン 💊 オキシトシン

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