骨肉腫
概要
進行性の跛行と腫脹を引き起こす悪性骨腫瘍で、犬より攻撃性が低いです。
主な症状
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臨床徴候
猫における骨肉腫の臨床徴候は罹患臓器と腫瘍の種類により多様。一般的所見: 進行性の腫瘤形成・体重減少・食欲不振・元気消失・貧血。体表腫瘤では触知可能な腫脹・疼痛を、内臓腫瘍では腹部膨満・嘔吐・下痢・呼吸困難・リンパ節腫大などの非特異的症状を呈する。傍腫瘍症候群として高カルシウム血症(リンパ腫・肛門周囲腺癌)や低血糖(インスリノーマ)を合併することがある。
原因
猫における骨肉腫の原因: 進行性の跛行と腫脹を引き起こす悪性骨腫瘍で、犬より攻撃性が低いです。
病態生理
骨肉腫は猫における腫瘍性疾患である。癌遺伝子、腫瘍抑制遺伝子、DNA修復機構における遺伝子変異の蓄積により腫瘍性形質転換が生じる。制御不能な細胞増殖により腫瘍が形成され、局所組織への浸潤・破壊の可能性がある。悪性腫瘍はリンパ行性または血行性に転移しうる。高カルシウム血症、悪液質、免疫調節障害などの腫瘍随伴症候群が原発腫瘍に伴い、罹患率に寄与することがある。
診断
猫骨肉腫の診断はX線検査での骨溶解性〜骨産生性病変の検出から始まる。好発部位:後肢長骨(大腿骨・脛骨)、扁平骨。CT検査で腫瘤の範囲と軟部組織浸潤を詳細評価。FNA/コア生検による病理組織検査が確定的。ALP上昇(骨型Aイソザイム)。胸部X線3方向で肺転移スクリーニング(犬に比べ転移率は低い:5-10%)。猫のOSAは犬よりも予後良好(中央生存:截肢のみで約2年)。鑑別:線維肉腫、軟骨肉腫、骨髄炎、転移性骨腫瘍。
治療
患肢切断(猫は良好に適応)。カルボプラチン200 mg/m2 IV 3週毎×4サイクル補助化学療法。犬より予後良好、手術単独で生存期間中央値2年以上。メロキシカム0.05 mg/kg SIDで疼痛管理。胸部X線でステージング。
予防
骨肉腫の予防は限定的であるが、ホルモン依存性腫瘍軽減のための避妊・去勢手術、既知の発癌物質の回避、早期発見のための定期健診、適正体型の維持、該当する場合は遺伝的素因軽減のための責任ある繁殖が含まれる。
予後
骨肉腫の予後: 腫瘍の種類、病期、転移の有無により予後は大きく異なる。早期発見・早期治療で予後改善。悪性腫瘍は一般的に予後要注意〜不良。
関連する薬品
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