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猫 (Cat) 筋骨格 重度

前十字靭帯断裂

Cranial Cruciate Ligament Rupture / 前十字靭帯断裂

概要

膝関節の前十字靭帯の断裂により、不安定性と跛行を引き起こします。

主な症状

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臨床徴候

猫における前十字靭帯断裂の臨床徴候は罹患部位と病態の急性/慢性により異なる。急性外傷: 跛行(非荷重)・腫脹・疼痛・変形(骨折・脱臼)。慢性変性: 起立困難・運動不耐性・跛行(運動後悪化・寒冷で悪化)・関節腫脹(OA等)。発達性異常: 子犬期から軽度跛行(股関節・肘関節形成不全)。感染性: 発熱を伴う関節腫脹・疼痛(敗血症性関節炎)。

原因

猫における前十字靭帯断裂の原因: 膝関節の前十字靭帯の断裂により、不安定性と跛行を引き起こします。

病態生理

前十字靭帯断裂は猫における外傷性・機械的疾患である。罹患組織の構造的耐性を超える外部機械的力により組織損傷が生じる。損傷は出血、浮腫、疼痛を伴う急性炎症カスケードを惹起する。重症度に応じて、血管供給の途絶による虚血、環境微生物による汚染、進行性の組織壊死が生じうる。治癒過程は止血、炎症、増殖、リモデリングの各段階を経る。

診断

猫前十字靭帯断裂の診断は整形外科的触診での前方引き出し試験陽性と脛骨圧迫試験陽性から行う。猫では鎮静なしでも評価可能な場合が多い。X線で関節液貯留、脛骨前方偏位を確認。猫の前十字靭帯断裂は犬より稀で、外傷性が多い(変性性は少ない)。肥満猫でリスク上昇。超音波/MRIで靭帯の状態と半月板損傷を評価。関節液分析:非化膿性炎症。鑑別:膝蓋骨脱臼、関節炎、骨折。治療:体重管理で保存療法が多いが、大型猫ではTPLO等の外科も検討。

治療

猫における前十字靭帯断裂の治療は安定化、疼痛管理、創傷ケアを優先する。生命を脅かす損傷を最初に評価・対処する(気道、呼吸、循環)。種に適した鎮痛薬(NSAIDs、オピオイド、局所麻酔薬)による鎮痛が不可欠である。創傷を洗浄・デブリードマンし、一次閉鎖、二次治癒、再建手術を適宜行う。汚染創には広域抗菌薬を使用する。骨折には副子固定または外科的固定を行う。遅発性合併症をモニタリングする。

予防

前十字靭帯断裂の予防には安全で種に適した飼育環境の整備、鋭利物・危険物の除去、適切な取り扱い技術、他の動物との接触時の監視、温度管理、落下防止策が含まれる。

予後

前十字靭帯断裂の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

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