← トップへ戻る

💊 エニルコナゾール(イマベロール)外用

Enilconazole (Imaverol) Topical / エニルコナゾール(イマベロール)外用

作用機序

外用イミダゾール系抗真菌薬。真菌のラノステロール14α-脱メチル化酵素を阻害しエルゴステロールを枯渇させる。蒸気としても活性があり環境除染にも有用。対照研究で皮膚糸状菌への有効性が証明された数少ない外用薬の一つ(石灰硫黄合剤、ミコナゾール/クロルヘキシジンと並ぶ)。

Topical imidazole antifungal. Inhibits fungal lanosterol 14α-demethylase, depleting ergosterol. Also active as a vapor, which makes it useful for environmental decontamination. One of the few topicals with proven efficacy against dermatophytes in controlled studies (alongside lime sulfur and miconazole/chlorhexidine).

動物種別 投与量

動物種安全性用量備考

Dog
✓ 可 0.2%乳剤(10%濃縮液を1:50希釈)— 全身にスポンジ塗布 q3-4日×4回(皮膚糸状菌症)。すすがず自然乾燥させる。

Cat
✕ 禁忌 猫には未承認。グルーミングによる経口摂取で流涎・筋力低下・肝酵素上昇の報告 — 石灰硫黄合剤またはミコナゾール/クロルヘキシジンリンスを使用。適応外使用時は被毛が完全に乾くまでエリザベスカラー装着。

Horse
✓ 可 0.2%洗浄 q3-4日×4回(Trichophyton equinum・Microsporum gypseum)。馬具・手入れ用具の消毒も併せて実施。

Bird
✓ 可 環境・孵卵場のアスペルギルス対策(クリナファーム燻蒸/表面処理)。鳥体への直接塗布は限定的 — 臨床的アスペルギルス症には全身アゾールを優先。
インコ
Parakeet
✓ 可 環境・孵卵場のアスペルギルス対策(クリナファーム燻蒸/表面処理)。鳥体への直接塗布は限定的 — 臨床的アスペルギルス症には全身アゾールを優先。 (鳥類データから推定)
オウム
Parrot
✓ 可 環境・孵卵場のアスペルギルス対策(クリナファーム燻蒸/表面処理)。鳥体への直接塗布は限定的 — 臨床的アスペルギルス症には全身アゾールを優先。 (鳥類データから推定)

主な副作用

  • ⚠️ 局所刺激(稀)。猫が舐め取った場合は流涎・脱力。健常皮膚からの全身吸収は少ない。

禁忌・注意

🚫 猫(相対的禁忌 — 上記参照)。食用動物にはラベル外使用不可。眼・粘膜への使用回避。

薬物相互作用

併用薬影響
No significant systemic interactions外用薬であり健常皮膚からの全身吸収はごくわずか。

この薬が使われる疾患

抗真菌薬の他の薬品

薬品辞典トップへ →

VetDictで鑑別診断・薬用量を確認する

薬品辞典を開く
※ 本ページの用量・相互作用情報は獣医学的参考資料であり、処方の代替ではありません。投与前に必ず原典(Plumb's Veterinary Drug Handbook 等)および添付文書で再確認し、獣医師の判断のもとで使用してください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。