← トップへ戻る

💊 シドフォビル0.5%点眼(院内調剤)

Cidofovir 0.5% Ophthalmic (compounded) / シドフォビル0.5%点眼(院内調剤)

作用機序

非環状ヌクレオチドホスホネート系抗ウイルス薬。既にモノリン酸化されているためアシクロビル系と異なりウイルスのチミジンキナーゼに依存せず、二リン酸体がウイルスDNAポリメラーゼを阻害する。細胞内半減期が長く、猫ヘルペスウイルス1型に対し1日2回の点眼で足りる — イドクスウリジン(q4-6h)に対する実用上の利点。

Acyclic nucleotide phosphonate antiviral. Already monophosphorylated, so unlike acyclovir-class drugs it does not depend on viral thymidine kinase; its diphosphate inhibits viral DNA polymerase. Long intracellular half-life allows twice-daily topical dosing for feline herpesvirus-1 — the practical advantage over idoxuridine (q4-6h).

動物種別 投与量

動物種安全性用量備考

Cat
✓ 可 0.5%液を患眼に1滴 q12h、10-21日間(FHV-1結膜炎/角膜炎。Fontenelle 2008 — 実験感染でウイルス排出と臨床スコアの減少を確認)。 院内調剤製剤(獣医用の市販点眼はない)。重症例では経口ファムシクロビルを全身併用。点眼専用 — 全身投与のシドフォビルは腎毒性がある。

Bird
✓ 可 皮膚・眼周囲のポックスウイルス病変や乳頭腫様病変に局所塗布 q12h(逸話的/実験的報告。鳥ポックスの主体は依然として支持療法)。
インコ
Parakeet
✓ 可 皮膚・眼周囲のポックスウイルス病変や乳頭腫様病変に局所塗布 q12h(逸話的/実験的報告。鳥ポックスの主体は依然として支持療法)。 (鳥類データから推定)
オウム
Parrot
✓ 可 皮膚・眼周囲のポックスウイルス病変や乳頭腫様病変に局所塗布 q12h(逸話的/実験的報告。鳥ポックスの主体は依然として支持療法)。 (鳥類データから推定)

主な副作用

  • ⚠️ 軽度の結膜刺激。長期使用で稀に涙点/鼻涙管狭窄(ヒトで報告)。

禁忌・注意

🚫 全身投与禁止(腎毒性)。角膜上皮毒性が出現したら中止。

薬物相互作用

併用薬影響
Famciclovir相補的 — 重症FHV-1眼疾患ではシドフォビル点眼+ファムシクロビル経口の併用が合理的。

この薬が使われる疾患

眼科薬の他の薬品

薬品辞典トップへ →

VetDictで鑑別診断・薬用量を確認する

薬品辞典を開く
※ 本ページの用量・相互作用情報は獣医学的参考資料であり、処方の代替ではありません。投与前に必ず原典(Plumb's Veterinary Drug Handbook 等)および添付文書で再確認し、獣医師の判断のもとで使用してください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。