食欲不振(非特異的)
Anorexia (Non-specific) / 食欲不振(非特異的)
概要
疾病、不適切な飼育環境、ストレス、季節変化などによる摂食拒否です。
主な症状
食欲不振
無気力
体重減少
原因
飼育管理関連:不適切な温度、不適切な光周期、隠れ家不足、新しい環境。生理的:季節的休眠、脱皮前期間、妊娠。病理的:併発疾患(感染、寄生虫、臓器疾患、疼痛)。行動的:餌の好み、ハンドリングや同居個体によるストレス。
病態生理
長期の食欲不振はグリコーゲン貯蔵、次に脂肪貯蔵、最終的に筋タンパクの異化を引き起こす。爬虫類では肝脂肪貯蔵の動員が肝リピドーシスを引き起こす・悪化させる。栄養枯渇による免疫抑制が発生し感染への感受性が増加する。
治療
原因の特定と是正が最優先。飼育管理の改善:温度、照明、隠れ家の最適化。病理的原因が見つからない場合:多様な餌の試行、匂い付け、餌の加温。長期の食欲不振(活動期に2-4週間以上):注射器または経管での適切な食事による補助給餌(Emeraid Carnivore/Herbivore)。爬虫類での食欲増進剤の効果は不確実。
予防
至適飼育条件の維持、ストレスの最小化、適切な餌の提供、季節的行動変化(休眠)の許容、定期的な獣医学的健診。
予後
予後は完全に原因に依存する。飼育管理関連の食欲不振は改善されれば予後極めて良好。病理的原因は予後が大きく異なる。
VetDictで爬虫類の鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。