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フェレット (Ferret) 感染症 緊急

パルボウイルス腸炎

Parvovirus Enteritis / パルボウイルス腸炎

概要

ミンク腸炎ウイルス(パルボウイルス)による子フェレットの重症出血性腸炎です。

主な症状

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臨床徴候

フェレットにおけるパルボウイルス腸炎の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。

原因

フェレットにおけるパルボウイルス腸炎の原因: ミンク腸炎ウイルス(パルボウイルス)による子フェレットの重症出血性腸炎です。

病態生理

フェレットのパルボウイルス腸炎はウイルス性感染症で、犬パルボウイルス2型(CPV-2)の経口感染が主因である。感染→ウイルス増殖→組織障害→臨床症状の発現。免疫低下やストレスが発症の素因となる。

診断

若齢フェレットの急性嘔吐・血便・食欲廃絶・急速な脱水を評価。糞便パルボウイルス抗原迅速検査(犬用キットが交差反応で使用可能なことがある)。糞便PCRでパルボウイルスDNAを検出。CBC(著明な好中球減少・リンパ球減少が特徴的)・血液生化学(電解質異常・低血糖・低アルブミン)。腹部X線で腸管液貯留を評価。フェレットの短い消化管(transit 3-4時間)で急速に重症化。鑑別:ECE、ロタウイルス、CDV。積極的輸液と支持療法。

治療

フェレットにおけるパルボウイルス腸炎: 特異的抗ウイルス療法は限定的。① 隔離・バリアナーシング、入院ケージは漂白剤1:32で消毒。② 支持療法: 輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温26-28℃、シリンジ給餌(Critical Care)。③ 二次性細菌感染予防: エンロフロキサシン 5-10 mg/kg PO/SC q12-24h(草食種に経口β-ラクタムは禁忌)。④ 鎮痛: メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h、ブプレノルフィン 0.01-0.05 mg/kg SC q8-12h。支持療法(小型哺乳類): 等張輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温(26-28℃)、シリンジ給餌(Critical Care/Recovery 50-90 mL/kg/日を3-4回分割)、メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h で疼痛・炎症管理。

予防

パルボウイルス腸炎の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。

予後

パルボウイルス腸炎の予後: ウイルスの種類と宿主の免疫状態による。ワクチン予防可能な疾患は予防が最善。支持療法で多くが回復可能。

関連する薬品

💊 エンロフロキサシン 💊 メロキシカム

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