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フェレット (Ferret) 感染症 中等度

サルモネラ症

Salmonellosis / サルモネラ症

概要

汚染食物による細菌性胃腸炎で、人獣共通感染症です。

主な症状

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臨床徴候

フェレットにおけるサルモネラ症の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。

原因

フェレットにおけるサルモネラ症の原因: 汚染食物による細菌性胃腸炎で、人獣共通感染症です。

病態生理

サルモネラは腸上皮に侵入して腸炎を起こし、リポ多糖(内毒素)と全身播種により菌血症・敗血症・多臓器障害を招く。保菌動物は無症状でも間欠的に排菌する。

診断

糞便培養でSalmonella属菌を分離・同定(選択培地:SS寒天・XLD寒天)。抗菌薬感受性試験で治療薬を選択。PCR検査で迅速な属レベル確認。血液培養で菌血症・敗血症を評価(特に免疫抑制個体・幼若フェレット)。CBC(WBC正常値3.0-11.8×10³/μL)で白血球増多または減少(重症)を確認。血液生化学で脱水・電解質異常(低K・低Na)を評価。糞便の直接鏡検で赤血球・白血球の有無から腸管浸潤の程度を判定。生食餌・齧歯類接触の曝露歴を聴取

治療

フェレットにおけるサルモネラ症の治療: ① 健常成獣の無症候性キャリアは抗菌薬を控え自然排菌待ち(抗菌薬は耐性化・キャリア化リスク)。② 重症臨床例(敗血症・下血・脱水)には培養感受性後の抗菌薬: エンロフロキサシン 10-20 mg/kg PO/IM q12-24h(鳥類)/ 5-10 mg/kg PO q12-24h(小型哺乳類) × 14-21日、または トリメトプリム・スルファ 15-30 mg/kg PO q12h。③ 輸液療法 + 電解質補正、制吐・止瀉対症療法。④ ⚠人獣共通感染症—家族(特に小児・免疫不全者)の手洗い・接触予防徹底。⑤ 環境消毒は塩素系(次亜塩素酸 1:10)または過酢酸が有効。⑥ 群飼育では感染源(飼料・水・媒介動物)の検索と隔離。

予防

サルモネラ症の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。

予後

サルモネラ症の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。

関連する薬品

💊 エンロフロキサシン

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