猫赤芽球癆
概要
赤芽球前駆細胞の免疫介在性破壊で重度の非再生性貧血を引き起こします。
主な症状
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臨床徴候
猫赤芽球癆の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
猫における猫赤芽球癆の原因: 赤芽球前駆細胞の免疫介在性破壊で重度の非再生性貧血を引き起こします。
病態生理
猫赤芽球癆は猫における免疫介在性疾患である。免疫系が自己抗原または環境アレルゲンに対して異常な応答を起こす。自己免疫疾患では自己寛容の喪失により抗体または細胞性免疫による宿主組織の破壊が生じる。アレルギー疾患ではIgE介在性または遅延型過敏反応により組織炎症が生じる。慢性炎症過程はT細胞調節障害、自己抗体産生、補体活性化、標的臓器の進行性組織損傷を伴う。
診断
重度の非再生性貧血(PCV<15%、網赤血球数<10,000/μL)を呈する。白血球・血小板数は正常。骨髄穿刺で赤芽球系前駆細胞の著明な減少〜消失を確認(骨髄球系・巨核球系は正常)。FeLV検査(FeLV-C サブグループが赤芽球癆を引き起こす)。パルボウイルスPCR検査。抗赤芽球抗体検査は研究段階。薬剤歴確認(クロラムフェニコール、エストロゲン)。FeLV関連貧血、骨髄異形成、再生不良性貧血との鑑別が必要。
治療
猫における猫赤芽球癆の治療は免疫抑制療法または免疫調節療法を行う。副腎皮質ステロイド(プレドニゾロン、デキサメタゾン)の免疫抑制用量が多くの自己免疫疾患の第一選択である。難治例やステロイド副作用軽減のためステロイド温存薬(アザチオプリン、シクロスポリン、ミコフェノール酸モフェチル)を併用する場合がある。アレルギー疾患にはアレルゲン回避、抗ヒスタミン薬、免疫療法を行う。医原性免疫抑制の合併症をモニタリングする。再発防止のため段階的に減量する。
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予防
猫赤芽球癆の予防は基礎となる免疫調節障害に遺伝的要素がある場合は限定的である。環境トリガーとストレスの最小化、既知アレルゲンの回避、最適な栄養の維持、定期的な健康モニタリング、フレアの早期治療でリスクを低減する。
予後
猫赤芽球癆の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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