多指症
概要
余分な指を持つ先天性疾患で、通常は良性です。特定の猫の血統に多いです。
主な症状
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臨床徴候
猫における多指症の臨床徴候は病態と進行段階により多様である。一般的非特異的所見(食欲不振・元気消失・体重減少)に加え、罹患臓器・系統に特異的な症状が顕在化する。病歴聴取と詳細な身体検査により症状パターンを把握し、補助検査で確定診断に至る。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
原因
猫における多指症の原因: 余分な指を持つ先天性疾患で、通常は良性です。特定の猫の血統に多いです。
病態生理
多指症は猫における先天性・遺伝性疾患である。胚発生中の発達異常または遺伝子変異に起因する。構造的奇形により正常な臓器の発達と機能が障害される。遺伝子変異は酵素活性、構造タンパク質、調節経路に影響しうる。出生時に存在するか、動物の成長に伴い発現する場合がある。選択的交配により特定の品種・系統で遺伝性疾患の有病率が高まることがある。
診断
猫多指症の診断はX線検査で過剰指の骨構造を確認。前肢に多い(正常5指→6-7指)。常染色体優位遺伝。通常は無症候性で美容的問題のみ。過剰指の爪管理が必要(巻き爪による軟部組織損傷のリスク)。ヘミングウェイ猫で有名。触診で過剰指の可動性・骨性結合の程度を評価。鑑別:放射状多指症(橈側)vs尺側多指症。機能障害を伴う場合のみ外科的切除を検討。
治療
猫における多指症の治療: 多くは無症候性で治療不要。外科的切除の適応: 余剰指が歩行障害・爪の巻き込み・外傷・慢性感染の原因となる場合。手術: 余剰指の外科的切断(関節面での離断または骨切り)、必要に応じ軟部組織再建。周術期: セファゾリン22mg/kg IV、メロキシカム0.05mg/kg SC単回。術後鎮痛: ブプレノルフィン0.01-0.03mg/kg 経口粘膜投与q6-8h×2-3日。術後: バンデージ3-5日、エリザベスカラー10-14日(抜糸まで)。保存的管理: 余剰爪の定期的なトリミング(2-3週ごと)、巻き爪予防。X線で骨構造を評価し手術計画を立案。モニタリング: 術後1・2週に術創評価。繁殖には用いないことを推奨(常染色体優性遺伝)。
予防
多指症の予防: 罹患個体の繁殖からの除外。遺伝子検査(可能な場合)。ブリーダーへの情報提供。
予後
多指症の予後: 疾患の重症度による。軽度の先天性異常は手術で矯正可能。重度は長期管理またはQOL考慮。
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