吐出症候群
Regurgitation Syndrome / 吐出症候群
概要
感染性、飼育環境、取り扱いの原因による餌の慢性的な吐出です。
主な症状
anorexia
lethargy
regurgitation
weight loss
原因
給餌直後のハンドリング、不適切な環境温度(消化不能)、ストレス、消化管閉塞(異物、寄生虫)、感染症(クリプトスポリジウム症、IBD、アデノウイルス)、過大な餌、脱水、神経疾患。
病態生理
吐き戻し(食道または胃からの未消化食物の排出)は嘔吐とは異なる。POTZ以下で飼育された爬虫類では胃の運動性と酸分泌が不十分で、食物の発酵とガス産生に至る。動物は分解中の食物塊を排出する。慢性的な吐き戻しは体重減少、食道刺激、誤嚥性肺炎のリスク、電解質異常を引き起こす。
治療
原因の特定と是正。消化中の適切なPOTZの確保。再給餌前に48-72時間待ち、より小さな食事から開始。感染性の場合:特定病原体の治療。慢性の場合:閉塞除外のための消化管造影検査、糞便検査、血液検査。脱水への輸液療法。閉塞がなければメトクロプラミド0.05-0.1 mg/kgを消化管運動促進薬として。
予防
適切なPOTZの維持、給餌後48時間はハンドリングしない、適切なサイズの餌の給餌、ストレスのない環境の提供、感染性原因防止のための新規動物の検疫。
予後
飼育管理に関連する原因が是正されれば予後良好。感染性原因(クリプトスポリジウム症)は予後不良。ヘビの慢性吐き戻し症候群は解決が困難な場合がある。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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