← トップへ戻る
爬虫類 (Reptile) 重度

亜鉛中毒

Zinc Toxicosis / 亜鉛中毒

概要

亜鉛メッキ金属物の摂取による亜鉛中毒。

主な症状

anorexia lethargy neurological signs regurgitation weight loss

原因

亜鉛含有物の摂取(亜鉛メッキケージワイヤー、亜鉛メッキ金物、硬貨)または亜鉛メッキ飼育設備への慢性曝露。特にケージワイヤーを噛むカメ類とトカゲで一般的。

病態生理

亜鉛は消化管から吸収され肝臓、腎臓、膵臓に蓄積する。銅吸収を阻害し二次性銅欠乏を引き起こす。亜鉛は溶血性貧血、肝壊死、腎尿細管障害、膵壊死を引き起こす。消化管刺激は食欲不振と吐き戻しを引き起こす。

治療

亜鉛曝露源の除去。キレート療法:CaEDTA 10-40 mg/kg IM 12時間毎 5日間、2日休薬、血中亜鉛レベルに基づき必要に応じて反復。金属性異物の場合:胃切開による外科的除去。支持療法:輸液、消化管保護薬、栄養支持。

予防

爬虫類ケージに亜鉛メッキワイヤーや亜鉛メッキ金物を使用しない。ステンレス鋼またはパウダーコート材料の使用。硬貨や亜鉛含有物へのアクセスの除去。

予後

早期に発見され原因が除去されれば予後良好。確立された臓器障害を伴う慢性曝露は予後要注意。

VetDictで爬虫類の鑑別診断を行う

症状チェッカーを使う
📋 爬虫類の疾患一覧を見る →
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。