← トップへ戻る
フェレット (Ferret) 感染症 重度

フェレット全身性コロナウイルス(フェレット)

Ferret Systemic Coronavirus / フェレット全身性コロナウイルス(フェレット)

概要

フェレットにおけるウイルス性の多臓器/全身疾患。フェレット全身性コロナウイルスは適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

主な症状

※ 症状をクリックすると、その症状を示すフェレットの他の疾患を確認できます

原因

フェレットにおけるウイルス性の多臓器/全身疾患。フェレット全身性コロナウイルスは適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

病態生理

フェレットにおけるウイルス性の多臓器/全身疾患。フェレット全身性コロナウイルスは適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

治療

フェレットにおけるフェレット全身性コロナウイルス(フェレット): 特異的抗ウイルス療法は限定的。① 隔離・バリアナーシング、入院ケージは漂白剤1:32で消毒。② 支持療法: 輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温26-28℃、シリンジ給餌(Critical Care)。③ 二次性細菌感染予防: エンロフロキサシン 5-10 mg/kg PO/SC q12-24h(草食種に経口β-ラクタムは禁忌)。④ 鎮痛: メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h、ブプレノルフィン 0.01-0.05 mg/kg SC q8-12h。支持療法(小型哺乳類): 等張輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温(26-28℃)、シリンジ給餌(Critical Care/Recovery 50-90 mL/kg/日を3-4回分割)、メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h で疼痛・炎症管理。

予防

フェレット全身性コロナウイルス(フェレット)の予防は適切なワクチネーションプログラムの実施が中核である(利用可能な場合)。衛生的飼育環境の維持、新規導入動物の検疫期間設定(最低14日、感染症によっては60日以上)、過密飼育の回避、適切な栄養管理による免疫力維持、ストレス軽減が重要。感染動物との接触回避、汚染器具・環境の消毒(次亜塩素酸・アルコール系・第四級アンモニウム製剤を病原体に応じて選択)を徹底する。定期的健康診断による早期発見と治療が蔓延防止に寄与する。

予後

従来は予後きわめて不良で致死率ほぼ100%であったが、GS-441524の使用により治療の可能性が示唆されている(症例報告レベル)。用量・治療期間はフェレットでは確立されておらず、猫FIPプロトコルを参考に使用されている。支持療法(輸液、栄養管理、抗炎症薬)で一時的な延命は可能。確定診断には生検(肉芽腫の組織学的確認+免疫染色でコロナウイルス抗原陽性)が必要。多頭飼育環境での感染拡大防止(隔離、消毒)が重要 (Murray J et al. Vet Pathol 2010;47:236-246)。

関連する薬品

💊 エンロフロキサシン 💊 メロキシカム 💊 ブプレノルフィン 💊 プレドニゾロン

※ 薬品名をクリックすると詳細な投与量・副作用情報を確認できます

感染症の他の疾患(フェレット)

フェレットの全疾患を見る →

VetDictでフェレットの鑑別診断を行う

症状チェッカーを使う

関連する疾患

インフルエンザ(ヒトインフルエンザ)(フェレット) (共通8症状) サルモネラ症 (共通6症状) 流行性カタル性腸炎(フェレット) (共通6症状) 好酸球性胃腸炎(フェレット) (共通6症状) 腸管コクシジウム症(フェレット) (共通6症状) 消化管異物 (共通5症状) 炎症性腸疾患(IBD) (共通5症状) 肝リピドーシス(脂肪肝) (共通5症状)
📋 フェレットの疾患一覧を見る →
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。