慢性活動性肝炎
概要
線維化と最終的な肝硬変を引き起こす進行性炎症性肝疾患です。
主な症状
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臨床徴候
フェレットにおける慢性活動性肝炎の臨床徴候は消化管病変の部位と病態により異なる。上部消化管: 嘔吐・吐血・食欲不振。小腸: 下痢(小腸性: 量多・回数少・体重減少を伴う)・嘔吐・腹痛。大腸: 下痢(大腸性: 量少・回数多・粘液・血便・テネスムス)。急性腹症: 強い腹痛・嘔吐・ショック徴候・腹部触診で腫瘤や緊張感(GDV・腸捻転・腸閉塞)は緊急評価が必要。
原因
フェレットにおける慢性活動性肝炎の原因: 線維化と最終的な肝硬変を引き起こす進行性炎症性肝疾患です。
病態生理
慢性活動性肝炎はフェレットにおける消化器疾患である。粘膜の完全性、運動性、分泌機能、またはマイクロバイオームバランスの障害を伴う。炎症により上皮バリアが損傷し、吸収不良、体液喪失、細菌トランスロケーションの可能性がある。運動障害(低運動性/うっ滞または亢進)により通過時間と消化効率が変化する。後腸発酵動物では盲腸/結腸フローラの破壊が致死的ディスバイオーシスと腸管毒素症を引き起こしうる。
診断
血液生化学で肝酵素持続上昇(ALT・AST・ALP・GGT)・ビリルビン上昇・アルブミン低下を確認。胆汁酸検査で肝機能障害を評価。腹部超音波で肝臓のエコー変化・肝萎縮/腫大・腹水を評価。超音波ガイド下肝生検・病理組織検査で門脈域のリンパ球形質細胞浸潤・界面肝炎・線維化を確認。CBC(貧血・白血球異常)。凝固検査(肝合成能評価)。鑑別:リンパ腫の肝浸潤、脂肪肝、胆管炎、銅蓄積症。免疫抑制療法と肝保護。
治療
フェレット慢性活動性肝炎: 原因(感染性・中毒・免疫介在性・腫瘍・代謝)特定が治療方針を決定。① 検査: CBC・生化学(ALT/AST/ALP/GGT/T-Bil/Alb)、胆汁酸負荷試験、凝固系(PT/aPTT)、超音波、肝生検(細胞診/組織学/培養)。② 原因別治療: 細菌→培養に基づく抗菌薬4-6週、寄生虫→駆虫、ウイルス→支持療法、免疫介在性→プレドニゾロン 1-2 mg/kg PO q12h漸減、薬剤性→暴露除去。③ 肝庇護: ウルソデオキシコール酸 10-15 mg/kg PO q24h、SAMe 20 mg/kg PO q24h(空腹時)、シリマリン 4-15 mg/kg PO q24h、ビタミンE 10-15 IU/kg PO q24h。④ 栄養: 高品質中等量蛋白、十分なカロリー(脂肪は耐容性で調整)、ビタミンK1補充。⑤ モニタ: 肝酵素 q2-4週、Alb・凝固系、必要なら肝生検でstaging。支持療法(小型哺乳類): 等張輸液 80-100 mL/kg/日 SC/IV、保温(26-28℃)、シリンジ給餌(Critical Care/Recovery 50-90 mL/kg/日を3-4回分割)、メロキシカム 0.5-1.0 mg/kg PO q12-24h で疼痛・炎症管理。
予防
慢性活動性肝炎の予防: 適切な食事管理。肝毒性のある薬物・植物の回避。定期的な血液検査(肝酵素)。適切な体重管理。
予後
慢性活動性肝炎の予後: 原因と重症度による。急性肝疾患は早期治療で回復可能。慢性肝疾患は長期管理で QOL 維持可能。肝不全は予後不良。
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