肝細胞癌
概要
予後不良の原発性悪性肝臓腫瘍です。
主な症状
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臨床徴候
デグーにおける肝細胞癌の臨床徴候は罹患臓器と腫瘍の種類により多様。一般的所見: 進行性の腫瘤形成・体重減少・食欲不振・元気消失・貧血。体表腫瘤では触知可能な腫脹・疼痛を、内臓腫瘍では腹部膨満・嘔吐・下痢・呼吸困難・リンパ節腫大などの非特異的症状を呈する。傍腫瘍症候群として高カルシウム血症(リンパ腫・肛門周囲腺癌)や低血糖(インスリノーマ)を合併することがある。
原因
デグーにおける肝細胞癌の原因: 癌遺伝子・腫瘍抑制遺伝子の遺伝子変異蓄積による腫瘍性形質転換。加齢、慢性炎症、ウイルス感染、ホルモン影響、UV曝露、遺伝的素因がリスク因子。
病態生理
肝細胞癌はデグーにおける腫瘍性疾患である。癌遺伝子、腫瘍抑制遺伝子、DNA修復機構における遺伝子変異の蓄積により腫瘍性形質転換が生じる。制御不能な細胞増殖により腫瘍が形成され、局所組織への浸潤・破壊の可能性がある。悪性腫瘍はリンパ行性または血行性に転移しうる。高カルシウム血症、悪液質、免疫調節障害などの腫瘍随伴症候群が原発腫瘍に伴い、罹患率に寄与することがある。
診断
腹部超音波で肝臓の腫瘤・結節を検出。CT/MRIで腫瘍範囲・血管浸潤を評価。FNA/コア生検・病理組織検査で組織型を確定。血液生化学で肝酵素上昇・AFP上昇を確認。胸部X線で肺転移を評価。凝固検査(PT・APTT)。デグーでは高糖質食による慢性脂肪肝が肝細胞癌のリスク因子となりうる。食事歴と糖尿病の既往を確認する。肝臓の他の結節性病変との鑑別も重要。
治療
単葉病変で全身状態安定ならイソフルラン麻酔下で肝葉切除も検討。メロキシカム1-2 mg/kg PO SIDで疼痛管理。デキサメタゾンは糖尿病リスクで禁忌。予後は通常不良で、シリンジ給餌・皮下輸液・メロキシカムによる緩和ケアが主体。
予防
肝細胞癌の予防は限定的であるが、ホルモン依存性腫瘍軽減のための避妊・去勢手術、既知の発癌物質の回避、早期発見のための定期健診、適正体型の維持、該当する場合は遺伝的素因軽減のための責任ある繁殖が含まれる。
予後
肝細胞癌の予後: 腫瘍の種類、病期、転移の有無により予後は大きく異なる。早期発見・早期治療で予後改善。悪性腫瘍は一般的に予後要注意〜不良。
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