精巣腫瘍
概要
片側または両側の精巣に生じる腫瘍。
主な症状
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臨床徴候
デグーにおける精巣腫瘍の臨床徴候は罹患臓器と腫瘍の種類により多様。一般的所見: 進行性の腫瘤形成・体重減少・食欲不振・元気消失・貧血。体表腫瘤では触知可能な腫脹・疼痛を、内臓腫瘍では腹部膨満・嘔吐・下痢・呼吸困難・リンパ節腫大などの非特異的症状を呈する。傍腫瘍症候群として高カルシウム血症(リンパ腫・肛門周囲腺癌)や低血糖(インスリノーマ)を合併することがある。
原因
デグーにおける精巣腫瘍の原因: 癌遺伝子・腫瘍抑制遺伝子の遺伝子変異蓄積による腫瘍性形質転換。加齢、慢性炎症、ウイルス感染、ホルモン影響、UV曝露、遺伝的素因がリスク因子。
病態生理
精巣腫瘍はデグーにおける腫瘍性疾患である。癌遺伝子、腫瘍抑制遺伝子、DNA修復機構における遺伝子変異の蓄積により腫瘍性形質転換が生じる。制御不能な細胞増殖により腫瘍が形成され、局所組織への浸潤・破壊の可能性がある。悪性腫瘍はリンパ行性または血行性に転移しうる。高カルシウム血症、悪液質、免疫調節障害などの腫瘍随伴症候群が原発腫瘍に伴い、罹患率に寄与することがある。
診断
精巣の触診(サイズ・硬度・表面性状・左右差・疼痛)の評価。超音波で精巣実質の腫瘤・エコーパターン変化を確認。FNA細胞診で腫瘍細胞の種類を予備的に評価。摘出後の病理組織検査が確定診断(セルトリ細胞腫・精上皮腫・間質細胞腫の分類)。ホルモン検査(エストロゲン・テストステロン)でホルモン産生腫瘍を評価。CBC・血液生化学で全身状態と転移の示唆を確認。腹部超音波で腹腔内リンパ節腫大・臓器転移をスクリーニング。雌性化兆候の有無を観察
治療
イソフルラン麻酔下の精巣摘出術(去勢)がほとんどの精巣腫瘍に根治的。術後メロキシカム1-2 mg/kg PO SID。デキサメタゾンは糖尿病リスクで禁忌。悪性疑いには術前X線で病期評価。切除不能例はメロキシカムで緩和。
予防
精巣腫瘍の予防は限定的であるが、ホルモン依存性腫瘍軽減のための避妊・去勢手術、既知の発癌物質の回避、早期発見のための定期健診、適正体型の維持、該当する場合は遺伝的素因軽減のための責任ある繁殖が含まれる。
予後
精巣腫瘍の予後: 腫瘍の種類、病期、転移の有無により予後は大きく異なる。早期発見・早期治療で予後改善。悪性腫瘍は一般的に予後要注意〜不良。
関連する薬品
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腫瘍の他の疾患(デグー)
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