変形性関節症
概要
慢性変性性関節疾患で、痛みと運動能力の低下を引き起こし、高齢猫に非常に多いです。
主な症状
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臨床徴候
猫における変形性関節症の臨床徴候は罹患部位と病態の急性/慢性により異なる。急性外傷: 跛行(非荷重)・腫脹・疼痛・変形(骨折・脱臼)。慢性変性: 起立困難・運動不耐性・跛行(運動後悪化・寒冷で悪化)・関節腫脹(OA等)。発達性異常: 子犬期から軽度跛行(股関節・肘関節形成不全)。感染性: 発熱を伴う関節腫脹・疼痛(敗血症性関節炎)。
原因
猫における変形性関節症の原因: 慢性変性性関節疾患で、痛みと運動能力の低下を引き起こし、高齢猫に非常に多いです。
病態生理
変形性関節症は猫における整形外科・筋骨格系疾患である。骨、関節、または支持軟部組織の構造的損傷、変性変化、発達異常を伴う。軟骨変性、軟骨下骨リモデリング、滑膜炎が関節疾患を特徴づける。腱・靭帯損傷は機械的安定性を障害する。疼痛、跛行、運動性低下がQOLに大きく影響する特徴的な臨床徴候である。
診断
X線で関節腔の狭小化、骨棘形成(osteophyte)、軟骨下骨硬化を確認。身体検査で関節の可動域制限、関節腫脹、クレピタスを確認。疼痛スコアリング。猫のOA有病率は高い(12歳以上で90%)が、症状の表出が乏しい(行動変化のみ)。活動量低下、ジャンプ拒否、グルーミング減少の飼い主アンケート。フルネベトマブ(Solensia)/メロキシカム。
治療
猫における変形性関節症の治療: 第一選択: フルネベトマブ(ソレンシア)1mg/kg SC月1回(抗NGF抗体、猫OA疼痛に承認)。NSAIDs: メロキシカム0.05mg/kg PO単回→0.01-0.03mg/kg PO q24h(最小有効量、腎機能モニタリング必須)。補助鎮痛: ガバペンチン5-10mg/kg PO q8-12h。急性疼痛: ブプレノルフィン0.01-0.03mg/kg 経口粘膜投与q6-8h。関節保護: グルコサミン/コンドロイチン、オメガ3脂肪酸(EPA/DHA)。体重管理(BCS 4-5/9維持)。環境改善: ステップ・スロープ設置、低い縁のトイレ、柔らかい寝床。理学療法・レーザー治療。モニタリング: 3-6ヶ月ごとにBUN/Cre、関節可動域評価。
予防
変形性関節症の予防: 適切な運動と体重管理。安全な飼育環境(落下防止、滑り止め)。カルシウム・ビタミンDの適切な摂取。高所からのジャンプを制限。
予後
変形性関節症の予後: 骨折は適切な固定で予後良好。変性性疾患は進行性だが疼痛管理でQOL維持可能。若齢動物は回復力が高い。
関連する薬品
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