猫骨軟骨腫
概要
軟骨で被われた良性骨性腫瘤で、多発することがあります(猫骨軟骨腫症)。
主な症状
※ 症状をクリックすると、その症状を示す猫の他の疾患を確認できます
臨床徴候
猫骨軟骨腫の臨床徴候は病態と進行段階により多様である。一般的非特異的所見(食欲不振・元気消失・体重減少)に加え、罹患臓器・系統に特異的な症状が顕在化する。病歴聴取と詳細な身体検査により症状パターンを把握し、補助検査で確定診断に至る。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
原因
猫における猫骨軟骨腫の原因: 軟骨で被われた良性骨性腫瘤で、多発することがあります(猫骨軟骨腫症)。
病態生理
猫骨軟骨腫は猫における整形外科・筋骨格系疾患である。骨、関節、または支持軟部組織の構造的損傷、変性変化、発達異常を伴う。軟骨変性、軟骨下骨リモデリング、滑膜炎が関節疾患を特徴づける。腱・靭帯損傷は機械的安定性を障害する。疼痛、跛行、運動性低下がQOLに大きく影響する特徴的な臨床徴候である。
診断
骨表面の限局性骨性隆起として触知。若齢猫に好発するが成猫発症は猫特有(FeLV関連多発性骨軟骨腫症)。X線で骨表面から突出する骨性腫瘤(軟骨帽を有する)を確認。CT検査で腫瘤の正確な位置と周囲構造との関係を評価。FeLV検査(猫の多発性骨軟骨腫はFeLV関連が多い)。確定は組織病理(正常な骨軟骨構造を持つ外骨腫)。骨肉腫、軟骨肉腫、骨膜増殖性病変との鑑別が必要。悪性転化のモニタリングが重要。
治療
1) 外科的切除: 臨床症状(跛行、疼痛、神経圧迫)を呈する病変の外科的除去が第一選択。2) 疼痛管理: メロキシカム0.05mg/kg PO q24h(初回のみ、猫での長期NSAIDは避ける)、ガバペンチン5-10mg/kg PO q8-12h(慢性疼痛)。3) FeLV検査: 猫の多発性骨軟骨腫症はFeLV関連のことが多い。4) 病理組織検査で悪性転化(骨軟骨肉腫)の除外。5) 経過観察: 無症状の病変はX線で6-12ヶ月毎にサイズ変化をモニタリング。急速な増大は悪性転化を示唆。
予防
猫骨軟骨腫の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
猫骨軟骨腫の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
関連する薬品
※ 薬品名をクリックすると詳細な投与量・副作用情報を確認できます
筋骨格の他の疾患(猫)
VetDictで猫の鑑別診断を行う
症状チェッカーを使う関連する疾患
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。