猫高マグネシウム血症
概要
血中マグネシウム上昇で神経筋・心臓抑制を引き起こします。
主な症状
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臨床徴候
猫高マグネシウム血症の臨床徴候は病態と進行段階により異なる。慢性腎臓病: 多飲多尿・体重減少・食欲不振・嘔吐・口臭・脱水(早期は無症候)。急性腎障害: 無尿/乏尿・嘔吐・元気消失・電解質異常。下部尿路疾患(FLUTD/FIC): 頻尿・排尿困難・血尿・排尿時痛・不適切排尿、雄では尿閉(緊急)。尿路感染: 頻尿・血尿・濁尿・発熱(腎盂腎炎時)。
原因
猫における猫高マグネシウム血症の原因: 血中マグネシウム上昇で神経筋・心臓抑制を引き起こします。
病態生理
猫高マグネシウム血症は猫における循環器疾患である。心臓、大血管、または末梢血管系の構造的・機能的異常を伴う。心拍出量の低下、弁膜機能障害、調律異常により組織灌流が障害される。代償機構(神経ホルモン活性化、心室リモデリング)が一時的に機能を維持するが、進行性の心筋劣化を引き起こす。心不全、血栓塞栓症、突然死が進行期疾患の潜在的結果である。
診断
徐脈・筋弛緩・低血圧・呼吸抑制を呈する。血清Mg>3.0mg/dLで診断。腎不全(BUN/Cre上昇)が最も多い原因。Mg含有制酸薬・下剤の過剰投与歴を確認。心電図でPR延長・QRS幅増大・T波増高を認める。重度(>6mg/dL)では心停止リスク。血清Ca/K/Naの同時測定(電解質異常の併発評価)。CKD、副腎不全(ACTH刺激試験)、甲状腺機能低下症との鑑別。緊急時はCa静注が拮抗薬として作用する。
治療
1) 軽度: 生理食塩水による積極的輸液療法で腎排泄促進(2-3倍維持量IV)。2) 重度(心抑制・徐脈): グルコン酸カルシウム10% 0.5-1mL/kg IV(緩徐に5-10分かけて、ECGモニタリング下)でMgの心臓への拮抗。3) フロセミド2-4mg/kg IV q6-12h(Mg排泄促進)。4) マグネシウム含有薬剤・制酸薬の即座中止。5) 腎不全が基礎疾患の場合は腎疾患の管理(輸液、リン吸着薬等)。6) 重症・無尿例では血液透析の適応を検討。ECGと電解質の頻回モニタリング。
予防
猫高マグネシウム血症の予防: 定期的な健康診断。適切な栄養管理。ストレスの軽減。清潔な飼育環境の維持。異常の早期発見・早期受診。
予後
猫高マグネシウム血症の予後: 早期発見と適切な治療で多くの疾患は予後良好。慢性疾患は定期的モニタリングと治療調整で長期管理可能。
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