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猫 (Cat) その他 中等度

猫慢性嘔吐(特発性)

Feline Chronic Vomiting (Idiopathic) / 猫慢性嘔吐(特発性)

概要

徹底的な検査後も特定の原因が見つからない持続性の嘔吐です。

主な症状

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臨床徴候

猫慢性嘔吐(特発性)の臨床徴候は病態と進行段階により多様である。一般的非特異的所見(食欲不振・元気消失・体重減少)に加え、罹患臓器・系統に特異的な症状が顕在化する。病歴聴取と詳細な身体検査により症状パターンを把握し、補助検査で確定診断に至る。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。

原因

猫における猫慢性嘔吐(特発性)の原因: 徹底的な検査後も特定の原因が見つからない持続性の嘔吐です。

病態生理

猫慢性嘔吐(特発性)は猫における消化器疾患である。粘膜の完全性、運動性、分泌機能、またはマイクロバイオームバランスの障害を伴う。炎症により上皮バリアが損傷し、吸収不良、体液喪失、細菌トランスロケーションの可能性がある。運動障害(低運動性/うっ滞または亢進)により通過時間と消化効率が変化する。後腸発酵動物では盲腸/結腸フローラの破壊が致死的ディスバイオーシスと腸管毒素症を引き起こしうる。

診断

3週間以上持続する嘔吐で、既知の原因が同定されない。CBC/血液化学/T4/尿検査で代謝性疾患を除外。糞便検査で寄生虫を除外。腹部超音波で腸管壁肥厚・腫瘤・膵臓異常を評価。fPLI測定で膵炎を除外。食物反応性を評価するための除去食試験(8-12週)。内視鏡検査と消化管生検でIBD、リンパ腫を除外。ヘリコバクター検査は猫では臨床的意義が不明確。食道裂孔ヘルニア(透視検査)を除外。毛球症、薬剤性嘔吐との鑑別が必要。

治療

1) 食事療法: 新規蛋白源または加水分解蛋白食への試験(8-12週)。少量頻回給餌。2) 制吐: マロピタント1mg/kg PO q24h。3) 胃酸抑制: オメプラゾール1mg/kg PO q24h(胃酸過多が疑われる場合)、ファモチジン0.5mg/kg PO q12-24h。4) 消化管運動改善: メトクロプラミド0.2-0.4mg/kg PO q8h(上部GI運動障害時)。5) 抗炎症: プレドニゾロン1mg/kg PO q24h(IBD疑い時、生検後に開始、漸減)。6) コバラミン補充: 250μg/cat SC q7d。7) 毛球対策(長毛種)。8) 内視鏡生検で腫瘍性・炎症性疾患の除外。甲状腺機能亢進症のスクリーニング(高齢猫)。

予防

猫慢性嘔吐(特発性)の予防: 適切な食事管理(急激な食事変更を避ける)。繊維質の適切な摂取。異物誤食の予防。定期的な糞便検査。

予後

猫慢性嘔吐(特発性)の予後: 急性消化器疾患は多くが治療に良好に反応。閉塞性疾患は早期外科介入で予後良好。慢性疾患は食事管理で長期管理可能。

関連する薬品

💊 プレドニゾロン 💊 オメプラゾール 💊 ファモチジン 💊 メトクロプラミド

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