アフリカツメガエル水腫症(バルーンフロッグ症候群)
Xenopus Dropsy (Balloon Frog Syndrome) / アフリカツメガエル水腫症(バルーンフロッグ症候群)
概要
アフリカツメガエル(Xenopus laevis)およびコビトツメガエル(Hymenochirus属)に発生する重度の皮下液貯留。「バルーンフロッグ症候群」と呼ばれ、細菌性敗血症や腎不全に関連。
主な症状
anorexia
ascites
bloating
coelomic distension
edema
generalized swelling
lethargy
lymph sac edema
regurgitation
原因
細菌性敗血症(Aeromonas hydrophila、Pseudomonas属)、慢性腎不全、肝疾患、慢性的水質不良。細菌性は急性発症、食事関連は徐々に進行。
病態生理
細菌毒素が血管透過性を亢進させ、皮下リンパ嚢と体腔に液漏出。腎不全では水排泄不能による体液過負荷。肝疾患による低アルブミン血症が膠質浸透圧を低下。
治療
無菌条件下での経皮的排液。抗菌薬:エンロフロキサシン(5 mg/kg SC 1日1回)またはトリメトプリム-スルファメトキサゾール浴。フロセミド(2-5 mg/kg 経皮)。Xenopusでは反復的な皮膚穿刺による排液で数年間の生存報告あり。水温を上げてはならない。
予防
三段階水ろ過。週30%換水。バランスのとれた食事。過食回避。Xenopusの水温は24°C以下を維持。
予後
細菌性では予後慎重〜不良。食事関連は早期介入で予後改善。多くの症例は定期的排液を伴う生涯管理を要する。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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