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両生類 (Amphibian) 皮膚 中等度

ビタミンA過剰症

Hypervitaminosis A (Vitamin A Toxicity) / ビタミンA過剰症

概要

飼育下両生類における過剰サプリメントによるビタミンA中毒。皮膚潰瘍、骨格変形を引き起こし、ビタミンD・E・K の吸収阻害により代謝性骨疾患類似症状を呈する。

主な症状

食欲不振 骨変形 眼の白濁 無気力 四肢の変形 皮膚の肥厚 皮膚潰瘍

原因

プレフォームドビタミンA(レチノール)の過剰サプリメント。高濃度ビタミンA製品の使用や頻繁なダスティングが原因。産卵しない幼体は過剰分を生殖を通じて排泄できず特に感受性が高い。

病態生理

過剰レチノールが肝臓に蓄積し、肝毒性を引き起こす。ビタミンD・E・Kの吸収・利用を阻害し、二次的代謝性骨疾患、凝固障害、酸化ストレスを招く。

治療

直ちにビタミンAサプリメントを中止。ビタミンD3・カルシウム補給による支持療法。肝機能モニタリング。回復には数ヶ月を要する。

予防

ビタミンA補給は月1回以下。適切な濃度を使用。補給スケジュールを記録。カロテノイドベースのサプリメントは過剰分が排泄されるため安全。

予後

早期発見とサプリメント中止で予後はやや良好。骨格変形は不可逆的。

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