両生類腹側皮膚熱傷(飼育管理)
Amphibian Ventral Dermal Scald (Husbandry) / 両生類腹側皮膚熱傷(飼育管理)
概要
陸生両生類における加熱床材、カバーなしのパネルヒーター、腐食性床材による腹側皮膚の熱的・化学的損傷。レッドレッグ症候群と混同されやすい。
主な症状
anorexia
lethargy
red ventrum
skin blistering
skin erosion
skin redness
skin ulcers
原因
加熱面への直接接触(サーモスタットなしのパネルヒーター、断熱層なしのヒートマット)、酸性またはアルカリ性床材(未処理ヤシ繊維、処理木材製品)、飼育容器内の化学洗剤残留物。
病態生理
熱的・化学的損傷が薄い腹側表皮を破壊。水分吸収に使用される高度血管化した腹側皮膚は特に感受性が高い。損傷組織への二次的細菌定着は急速。
治療
有害床材から直ちに除去。湿ったペーパータオルまたはスポンジ上に設置。熱傷には銀スルファジアジンの局所塗布。二次感染発症時は抗菌薬。熱傷には冷水(冷水ではなく涼水)浸漬。水分補給の確保。
予防
必ずサーモスタット制御の加温を使用。ヒーターと床材の間にバリアを設置。使用前に床材のpHを測定。新品床材を十分に洗浄。赤外線温度計で表面温度をモニタリング。
予後
早期発見と床材改善で予後良好。広範な熱傷は二次的敗血症のリスクあり。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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