サンショウウオ科幼生鰓疾患
Cryptobranchid Gill Disease (Larval) / サンショウウオ科幼生鰓疾患
概要
オオサンショウウオ科(Cryptobranchidae)の幼生に発生する鰓疾患。不適切な水質環境における細菌・真菌感染が原因。
主な症状
食欲不振
発育不全
鰓異常
鰓損傷
鰓壊死
無気力
頻呼吸
原因
不良水質(アンモニア・亜硝酸上昇、溶存酸素低下、高水温)を背景としたFlavobacterium属、Aeromonas属細菌またはSaprolegnia属真菌による幼生鰓の感染。
病態生理
病原体が繊細な鰓糸に定着し、炎症・上皮過形成・壊死を引き起こす。ガス交換障害により低酸素症に至る。二次的全身感染に発展しうる。
治療
直ちに水質改善。細菌性鰓疾患:オキシテトラサイクリン浴(50 mg/L 1時間/日 5日間)。真菌性鰓疾患:メチレンブルー浴(2 mg/L 30分)または食塩浴(5 g/L 15分)。エアレーション強化。
予防
幼生用の清浄な水質維持。サンショウウオ科幼生の水温12-16°C。アンモニア・亜硝酸を0 ppmに。30-50%の週次換水。幼生の過密回避。
予後
早期発見と水質改善で予後良好。鰓壊死が広範な場合は予後不良。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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