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両生類 (Amphibian) その他 中等度

ミズカビ症

Saprolegniasis / ミズカビ症

概要

ミズカビ属による感染で皮膚や卵に綿状の白色増殖物を形成する。

主な症状

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原因

両生類におけるミズカビ症の原因: ミズカビ属による感染で皮膚や卵に綿状の白色増殖物を形成する。

病態生理

ミズカビ症は両生類における真菌感染症である。真菌は胞子吸入、直接接種、または粘膜コロニー形成を通じて感染を確立する。菌糸または酵母形態が酵素分解と機械的圧力により組織に侵入し、肉芽腫性炎症反応を惹起する。免疫不全個体は特に感受性が高い。感染は局所にとどまるか、血行性に遠隔臓器へ播種される可能性がある。慢性感染は線維化、組織リモデリング、進行性臓器機能障害を引き起こしうる。

治療

【両生類におけるミズカビ症】 ミズカビ症は両生類における正確な臨床評価(病歴、身体検査、CBC・生化学、画像)から治療方針を決定。 基礎疾患の特定→特異的治療+支持療法の組み合わせが原則。 経過モニタリング: 主訴の改善、検査値の変化、QOLを2-4週毎に再評価。 複雑症例は両生類専門医(ACZMまたはAVMAエキゾチック分科会等)に紹介を検討。 支持療法(爬虫類): 種別POTZ(preferred optimum temperature zone)維持が免疫機能回復の前提条件。輸液 25-30 mL/kg/日 SC/ICe(ノルモソルR、温熱)、強制給餌(Carnivore Care 等)、メロキシカム 0.2-0.5 mg/kg PO/IM q24-48h(NSAID持続投与時は腎機能をモニタ)。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によっては両生類の専門医紹介を考慮する。

予防

ミズカビ症の予防には適切な環境湿度・温度の維持、良好な換気、過密の回避、定期的な清掃・消毒、罹患個体の隔離、適切な栄養による免疫機能の維持が含まれる。

予後

ミズカビ症の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。

関連する薬品

💊 イトラコナゾール 💊 フルコナゾール 💊 ケトコナゾール 💊 アムホテリシンB 💊 メロキシカム

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