マイコバクテリウム症
Mycobacteriosis / マイコバクテリウム症
概要
マイコバクテリウム属菌による慢性感染症で、複数の臓器に肉芽腫を形成します。
主な症状
食欲不振
肉芽腫性病変
無気力
皮膚病変
体重減少
原因
Mycobacterium属(M. marinum、M. chelonae、M. haemophilum、M. intracellulare)による感染。水中と土壌に遍在する環境菌。創傷、摂取、吸入を通じて感染。免疫低下動物が最も感受性が高い。人獣共通感染症の可能性。
病態生理
マイコバクテリアは抗酸菌性の通性細胞内細菌で慢性肉芽腫性疾患を引き起こす。爬虫類では肝臓、肺、脾臓、皮膚、その他の臓器に肉芽腫を形成。菌はファゴリソソーム殺菌に抵抗する。乾酪性肉芽腫は進行性に正常臓器実質を置換し臓器不全に至る。播種性疾患が一般的。
治療
人獣共通感染症のリスク、慢性的性質、不良な反応のため治療は一般的に推奨されない。試みる場合:クラリスロマイシン15 mg/kg PO 24時間毎+エタンブトール+リファンピンの多剤療法を最低6-12ヶ月。確定例では人獣共通感染症の懸念と予後不良のため安楽死が推奨されることが多い。
予防
新規動物の検疫。水質の維持。肉芽腫性病変の抗酸菌染色。疑い例の取り扱い時のPPE。定期的な健康診断によるコレクション動物のスクリーニング。
予後
不良。爬虫類のマイコバクテリア症は一般的に不治とされる。播種性疾患は致死的。治療決定において人獣共通感染症のリスクを考慮すべき。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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