凍傷
概要
極度の低温暴露による趾、足、露出皮膚の組織損傷。
主な症状
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臨床徴候
インコにおける凍傷の臨床徴候は欠乏または過剰の栄養素により特異的パターンを示す。カルシウム不足: 骨軟化・病的骨折・痙攣・成長不良。ビタミンA不足: 眼疾患・皮膚角化異常・夜盲・繁殖障害。ビタミンC不足(モルモット): 関節腫脹・出血傾向・歯周病・成長不良。タンパク質-エネルギー欠乏: 削痩・筋萎縮・低アルブミン血症・浮腫。ビタミンD/UV-B不足(爬虫類): 代謝性骨疾患・骨軟化。
原因
インコにおける凍傷の原因: 極度の低温暴露による趾、足、露出皮膚の組織損傷。
病態生理
凍傷はインコにおける外傷性・機械的疾患である。罹患組織の構造的耐性を超える外部機械的力により組織損傷が生じる。損傷は出血、浮腫、疼痛を伴う急性炎症カスケードを惹起する。重症度に応じて、血管供給の途絶による虚血、環境微生物による汚染、進行性の組織壊死が生じうる。治癒過程は止血、炎症、増殖、リモデリングの各段階を経る。
診断
寒冷曝露歴を聴取し持続時間を確認。身体検査で趾・脚・蝋膜・耳孔周囲の色調変化(蒼白→紫→黒色壊死)を評価。罹患部位の触診で疼痛反応・浮腫・水疱を確認。CBC で二次感染を評価。生化学で腎機能(壊死組織からのミオグロビン・K放出による障害)を確認。X線で骨壊死の進行を経時的に評価。インコ類では屋外飼育・暖房故障・輸送中の寒冷曝露で発症する。趾の壊死は自然脱落することがあり、感染管理が重要。ゆっくりとした復温(38-40℃温水浸漬)と鎮痛管理が初期治療の基本である。
治療
主に趾、足、露出皮膚(蝋膜、肉垂)が罹患。擦ったり直接加熱しない — さらなる組織損傷を引き起こす。緩徐な復温: 罹患肢を温水(38-40℃)に15-20分間浸漬;冷却したら水を交換。鎮痛・抗炎症にメロキシカム0.5-1 mg/kg PO/IM q12-24h。重度疼痛にブトルファノール1-2 mg/kg IM。復温後の組織生存性評価 — 凍傷組織は紅斑性(生存可能)または暗色/黒色(壊死)に見えうる。壊死組織を早期にデブリードマンしない — 境界化に5-14日かかる;早期切断は生存可能な組織を除去するリスク。局所創傷ケア: アロエベラジェルをq8-12hで患部に塗布(抗炎症、治癒促進);開放創にはスルファジアジン銀。二次感染発生時には全身性抗菌薬: アモキシシリン/クラブラン酸125 mg/kg PO q12h。治療後の温かい環境(28-30℃)を維持。脱水またはショック時にSC加温LRS輸液。趾が2-3週間後に非生存(乾性壊疽、ミイラ化)の場合: イソフルラン麻酔下で罹患関節での外科的切断 — セキセイインコは適切な止まり木改良(平面止まり木、滑り止め面)で趾喪失によく適応。再暴露予防: ケージを室内に移動、隙間風を回避、保温された就寝エリアを提供。
予防
凍傷の予防には安全で種に適した飼育環境の整備、鋭利物・危険物の除去、適切な取り扱い技術、他の動物との接触時の監視、温度管理、落下防止策が含まれる。
予後
凍傷の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
関連する薬品
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