そ嚢うっ滞(新生児)(Parakeet)
概要
インコにおける代謝性の消化器系疾患。そ嚢うっ滞(新生児)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
主な症状
原因
挿し餌温度不適切、過食、カンジダ感染。雛鳥。
病態生理
雛鳥のそのう運動機能低下→食物停滞→発酵→カンジダ二次感染。挿し餌の温度・量の管理が重要。
治療
保温32-35°C(新生児の体温調節が重要)。そのうマッサージ(蠕動促進)。温電解質液で水和後にフォーミュラ再開。フォーミュラ濃度一時的に低下。カンジダ:ナイスタチン300,000 IU/kg PO q12h。メトクロプラミド0.5 mg/kg PO q8-12h。環境/飼育管理の矯正で予後良好。感染症の治療は原因微生物の同定と感受性試験に基づく抗菌薬・抗ウイルス薬の選択が基本となる。重症例では入院管理下での静脈内輸液療法、電解質補正、栄養サポートを行う。支持療法として解熱鎮痛薬、制吐剤、消化管保護剤を併用し、全身状態の安定化を図る。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • カミデミルク (消化吸収しやすい流動性栄養): 食欲不振・クリティカルケア・経管栄養 ※カミデミルク: 完全腸閉塞は禁忌; 重症膵炎は低脂肪配合
予防
挿し餌温度38〜40℃。そのうが空になるまで次の給餌を待つ。
予後
予後は眼疾患の種類、重症度、治療開始の時期に大きく依存する。角膜潰瘍や結膜炎の多くは適切な局所療法により良好な治癒が期待できる。緑内障は早期発見と積極的な眼圧管理が視力温存に不可欠であり、治療の遅延は不可逆的な視神経障害に至る。白内障は外科手術により視力回復が期待できる。定期的な眼科検診が早期介入と予後改善の鍵となる。
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