白内障
概要
水晶体が白濁し視力が低下する疾患です。遺伝性、老齢性、糖尿病性など原因は様々で、手術による治療が可能です。
主な症状
原因
遺伝性(最多)、糖尿病性(75%が発症1年以内に白内障進行)、老齢性、外傷性、ぶどう膜炎後、PRA続発性。好発犬種:コッカースパニエル、プードル、ビションフリーゼ、ミニチュアシュナウザー。
病態生理
水晶体線維のタンパク質(クリスタリン)の変性・凝集→水晶体の透明性喪失→光の散乱→視力低下。糖尿病性:ソルビトール蓄積→浸透圧性水晶体膨化→急速な成熟。遺伝性:品種特異的な水晶体蛋白異常。成熟白内障では水晶体誘発性ぶどう膜炎のリスク。
治療
Dogにおける白内障の治療は基礎となるホルモン・代謝異常を標的とする。ホルモン補充療法または抑制療法により生理的バランスを回復する。食事療法で代謝疾患の栄養面に対処する。ホルモンレベル、血糖、電解質、臓器機能マーカーの定期的モニタリングにより用量調整を行う。二次的合併症(臓器障害、感染)の併行管理が不可欠である。長期または生涯にわたる治療が必要な場合がある。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+SOD+VitE+システイン): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート • NMNミトコンドリアアシスト (NMN+α-リポ酸+システイン+プロバイオティクス): 細胞エネルギー代謝・サーチュイン活性化・抗老化
予防
糖尿病の早期管理(血糖コントロール)、好発犬種の定期眼科検診、遺伝子検査(HSF4等)による繁殖管理。ALR2阻害剤(キジン酸)の研究中。
予後
予後は異常の種類と重症度により著しく異なる。軽度の形態異常は外科的矯正により正常な生活が可能であるが、重度の多臓器奇形では生存率が低い。早期診断と適切な介入により機能的予後を改善できる症例が多い。遺伝性疾患では進行性の経過をたどるものもあり、長期的なモニタリングと支持療法が生活の質の維持に重要である。
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