ぶどう膜炎
概要
鳥のぶどう膜(虹彩・毛様体・脈絡膜)の炎症。Chlamydia psittaci・ウイルス感染・敗血症・外傷など全身性疾患の指標であることが多く、全身検索を要する。重要な点として、鳥の虹彩は横紋筋を含むためアトロピンでは確実に散瞳しない — ぶどう膜炎の癒着管理において哺乳類との大きな相違点である。
主な症状
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原因
感染性(Chlamydia psittaci、細菌性敗血症、ウイルス、真菌)、外傷性(ケージ外傷や同居個体の咬傷で多い)、免疫介在性、水晶体起因性(白内障による)。レオウイルスやウエストナイルウイルスは鳥の脈絡網膜炎/ぶどう膜炎の原因として報告される。全身・感染症の精査が適応となる。
病態生理
感染・外傷・水晶体蛋白漏出により血液房水関門・血液網膜関門が破綻すると、蛋白と炎症細胞が眼内に放出され、前房フレア・前房蓄膿・毛様体攣縮・疼痛を生じる。持続炎症は癒着を形成し房水流出を妨げて続発性緑内障を来し、後方へ波及すると脈絡網膜炎として視力喪失を起こす。鳥の虹彩は部分的に随意制御される横紋筋であるためアトロピンによる薬理学的散瞳が無効で、虹彩後癒着の予防が難しい。
治療
角膜潰瘍がなければデキサメタゾン0.1%点眼q6-8hまたはプレドニゾロン酢酸エステル1%点眼q6h。抗炎症・鎮痛にメロキシカム0.5-1mg/kg PO/IM q24h。鳥ではアトロピンは散瞳にほぼ無効(横紋虹彩筋)。最も重要なのは基礎原因の同定と治療 — Chlamydia psittaciにはドキシサイクリン25-50mg/kg PO、敗血症には全身抗菌薬、ウイルス疾患には支持/抗ウイルス療法。続発性緑内障の眼圧をモニタリングする。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+メロンSOD+VitE+システイン(アスタアミノ処方)): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート。アスタキサンチン(カロテノイド系)+SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)が活性酸素種を消去。CKD・肝疾患・アトピー・ダニ媒介性感染症の酸化ストレス軽減、高齢動物の免疫機能維持に • MSM+アミノコンプリート (MSM+必須アミノ酸(BCAA中心)): 組織修復・筋肉維持・肝腎栄養サポート。BCAA(分岐鎖アミノ酸)が筋蛋白合成を促進+MSMが結合組織の修復をサポート。術後回復、骨折治癒、CKD/肝疾患の筋肉量維持、競走馬・スポーツ犬の運動器サポートに ※MSM+アミノコンプリート: 重度肝・腎不全は蛋白負荷に留意
予防
ぶどう膜炎の予防: 定期的な眼科検査。環境中の刺激物(粉塵、アンモニア)の低減。外傷予防。基礎疾患(高血圧等)の管理。
予後
ぶどう膜炎の予後: 早期治療で視機能温存可能。慢性疾患は長期管理が必要。網膜疾患は不可逆的な場合がある。
関連する薬品
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