オルニトバクテリウム・リノトラケアーレ感染症
概要
呼吸器疾患と気嚢炎を引き起こす細菌感染症。
主な症状
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臨床徴候
鳥におけるオルニトバクテリウム・リノトラケアーレ感染症の臨床徴候は感染部位と病原体特性により多様だが、共通所見として発熱・元気消失・食欲不振・体重減少が認められる。局所感染では発赤・腫脹・疼痛・排膿を、全身感染では脱水・敗血症・多臓器不全に進展しうる。幼若・高齢・免疫抑制状態は重症化リスクが高く、早期介入が予後改善に直結する。
原因
鳥におけるオルニトバクテリウム・リノトラケアーレ感染症の原因: 呼吸器疾患と気嚢炎を引き起こす細菌感染症。
病態生理
鳥のオルニトバクテリウム・リノトラケアーレ感染症は細菌感染症で、細菌(Pasteurella, Bordetella, Streptococcus等)、ウイルス(パラインフルエンザ、アデノウイルス等)、または真菌の気道への感染が原因である。病原体が組織に侵入→増殖→炎症反応→組織障害。ストレス、免疫低下、不適切な環境管理が発症の素因。
診断
呼吸器症状(鼻汁・副鼻腔腫脹・呼吸困難・産卵低下)の臨床評価。気管・副鼻腔スワブの細菌培養でOrnithobacterium rhinotrachealeを分離(5% CO2・48時間・血液寒天)。PCR検査でORT特異的遺伝子を検出。CBC(採血量≤体重の1%)でヘテロフィル増加を確認。胸部X線で気嚢混濁・肺野濃度上昇を評価。血清学検査(ELISA)で抗体価を測定。鳥類のORT感染は鶏・七面鳥で気嚢炎・肺炎を惹起し、E. coliとの混合感染で重篤化する
治療
鳥におけるオルニトバクテリウム・リノトラケアーレ感染症の治療には、可能であれば培養感受性試験に基づく標的抗菌薬療法が必要である。結果待ちの間は経験的広域抗菌薬を開始する。抗菌薬治療期間は感染の排除と耐性予防に十分な期間とする。膿瘍や壊死組織には外科的排膿またはデブリードマンが必要な場合がある。支持療法として輸液、鎮痛薬、抗炎症薬、栄養サポートを行う。
予防
オルニトバクテリウム・リノトラケアーレ感染症の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
オルニトバクテリウム・リノトラケアーレ感染症の予後: 軽度の上部気道感染は治療に良好に反応。肺炎は早期治療で予後改善。慢性呼吸器疾患は長期管理が必要。
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