趾瘤症(バンブルフット)
概要
不適切な止まり木、肥満、ビタミンA欠乏による足底の感染・炎症。
主な症状
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臨床徴候
鳥におけるバンブルフット(足底皮膚炎)の臨床徴候は原因と病期により異なる。急性: 紅斑・水疱・湿潤性病変・激しい掻痒・脱毛(接触性皮膚炎・蕁麻疹)。慢性: 苔癬化・色素沈着・脱毛・落屑・痂皮(アトピー性皮膚炎・慢性膿皮症)。分布パターンが診断に有用: 顔面・指趾(アトピー)、耳・腹側(蚤アレルギー)、対称性脱毛(内分泌性)、円形病変(皮膚糸状菌・毛包虫)。
原因
その他における趾瘤症(バンブルフット)の原因: 足裏の慢性圧迫潰瘍。肥満やケージ飼育のエキゾチック哺乳類に多い。
病態生理
趾瘤症(バンブルフット)はその他における皮膚疾患である。表皮バリア、真皮炎症、または付属器機能の障害を伴う。バリア機能の低下により経表皮水分喪失、アレルゲン浸透、微生物コロニー形成が促進される。炎症メディエーター(ヒスタミン、プロスタグランジン、サイトカイン)が掻痒、紅斑、二次的な擦過傷を駆動する。慢性疾患では表皮過形成、苔癬化、色素沈着、線維化が生じる。
診断
足底部の視診(Grade分類:I=軽度発赤、II=腫脹、III=潰瘍形成、IV=腱鞘炎、V=骨髄炎)。X線検査(骨髄炎・関節浸食の評価)。病変部のFNA細胞診・細菌培養・感受性試験(Staphylococcus aureus が最多原因菌)。CBC(ヘテロフィル増多)・生化学(尿酸:痛風合併の除外)。鳥類は竜骨突起(keel)で胸部を支持するが足底に全体重がかかるため、不適切な止まり木(径・素材・硬さ)が最大のリスク因子。深部感染ではCTで骨破壊範囲を評価する。
治療
鳥における趾瘤症(バンブルフット)の治療: 止まり木を天然木の太さ多様なものに変更(プラスチック・硬い止まり木は除去)。初期(グレードI): 患部をクロルヘキシジン0.05%で洗浄、保護包帯。中等度以上: デブリードマン+抗菌薬含有ビーズまたはハイドロジェル包帯。全身抗菌薬: エンロフロキサシン15mg/kg PO/IM q12h×14-28日間(培養感受性に基づき調整)。疼痛管理: メロキシカム0.5-1mg/kg PO/IM q12-24h。肥満があれば減量。ビタミンA欠乏を補正。重症例(骨髄炎合併)は長期抗菌薬療法と外科的デブリードマンが必要。
予防
趾瘤症(バンブルフット)の予防: 定期的な被毛・皮膚チェック。適切な飼育環境の衛生管理。寄生虫の定期的な予防駆虫。バランスの取れた食事。
予後
趾瘤症(バンブルフット)の予後: 多くの皮膚疾患は適切な治療で予後良好。感染性疾患は抗菌薬/抗真菌薬で治癒可能。アレルギー性は長期管理が必要。
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