接触性皮膚炎
概要
清掃用化学物質や粗い止まり木などの刺激物との接触による皮膚炎。
主な症状
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臨床徴候
鳥における接触性皮膚炎の臨床徴候は原因と病期により異なる。急性: 紅斑・水疱・湿潤性病変・激しい掻痒・脱毛(接触性皮膚炎・蕁麻疹)。慢性: 苔癬化・色素沈着・脱毛・落屑・痂皮(アトピー性皮膚炎・慢性膿皮症)。分布パターンが診断に有用: 顔面・指趾(アトピー)、耳・腹側(蚤アレルギー)、対称性脱毛(内分泌性)、円形病変(皮膚糸状菌・毛包虫)。
原因
鳥における接触性皮膚炎の原因: 清掃用化学物質や粗い止まり木などの刺激物との接触による皮膚炎。
病態生理
接触性皮膚炎は鳥における皮膚疾患である。表皮バリア、真皮炎症、または付属器機能の障害を伴う。バリア機能の低下により経表皮水分喪失、アレルゲン浸透、微生物コロニー形成が促進される。炎症メディエーター(ヒスタミン、プロスタグランジン、サイトカイン)が掻痒、紅斑、二次的な擦過傷を駆動する。慢性疾患では表皮過形成、苔癬化、色素沈着、線維化が生じる。
診断
皮膚病変の分布パターン評価(接触部位限局性:足底・腹部・脚・嘴周囲)。曝露歴の聴取(新しいケージ材・洗剤・消毒薬・止まり木材質・床材)。皮膚掻破・細胞診で好酸球浸潤を評価。皮膚生検で表層性皮膚炎パターンを確認。CBC(採血量≤体重の1%)で好酸球増加を確認。感染性原因の除外(培養・KOH検鏡)。鳥類の接触性皮膚炎は亜鉛メッキケージ・消毒薬残留・人工芝等の化学物質接触で発生し、原因物質の除去が治療の根幹
治療
鳥における接触性皮膚炎の治療: 原因物質の特定と除去が最優先 — 清掃用化学物質、粗い止まり木、金属(亜鉛・ニッケル)、香料等を排除。患部をぬるま湯で洗浄し、刺激物を除去。二次感染にはエンロフロキサシン15mg/kg PO/IM q12hまたは局所抗菌クリーム。疼痛・炎症管理: メロキシカム0.5-1mg/kg PO/IM q12-24h。自傷防止のためエリザベスカラーを検討。保温28-30℃。止まり木を天然木(無処理)に変更。ケージの洗浄には鳥に安全な洗剤を使用。ビタミンA補給で皮膚バリア機能を回復。
予防
接触性皮膚炎の予防: 定期的な被毛・皮膚チェック。適切な飼育環境の衛生管理。寄生虫の定期的な予防駆虫。バランスの取れた食事。
予後
接触性皮膚炎の予後: 多くの皮膚疾患は適切な治療で予後良好。感染性疾患は抗菌薬/抗真菌薬で治癒可能。アレルギー性は長期管理が必要。
関連する薬品
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