嘴羽毛病(PBFD)
概要
サーコウイルスによる進行性の羽毛異常、嘴壊死、免疫抑制を引き起こすオウム目の感染症。
主な症状
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原因
鳥における嘴羽毛病(PBFD)の原因: 鳥におけるウイルス性の皮膚疾患。嘴羽毛病(PBFD)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
病態生理
鳥ではBFDVが分裂活発な細胞(羽包の上皮、嘴・爪の角化組織、ファブリキウス嚢・胸腺などのリンパ組織)を標的とする。羽包の傷害により羽軸の出血・狭窄・脱落・異常羽(ロウ様鞘の残存・羽毛変形)を生じ、嘴・爪が変形・脆弱化する。リンパ組織の傷害による免疫抑制で二次感染(細菌・真菌・ウイルス)を併発し、予後不良となることが多い。
治療
【鳥における嘴羽毛病(PBFD)】 嘴羽毛病(PBFD)に対する特異的抗ウイルス療法はほとんどの症例で確立されておらず、治療は支持療法と二次感染予防が中心。 二次性細菌感染予防: エンロフロキサシン 5-15 mg/kg PO/IM q12-24h(培養感受性で再選択)。 感染個体は隔離(PCR陰性化まで)し、ケージ用具は次亜塩素酸1:10で消毒。 ワクチン未開発の疾患が多く、群管理では新規導入個体の検疫(最低30-45日)が予防の要。 具体的な薬剤目安: enrofloxacin 15 mg/kg PO、amoxicillin-clavulanate 125 mg/kg PO、itraconazole 5-10 mg/kg PO。 支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によっては鳥の専門医紹介を考慮する。
予防
嘴羽毛病(PBFD)の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。
予後
嘴羽毛病(PBFD)の予後: 多くの皮膚疾患は適切な治療で予後良好。感染性疾患は抗菌薬/抗真菌薬で治癒可能。アレルギー性は長期管理が必要。
関連する薬品
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