蝿蛆症(ハエウジ症)
Myiasis (Fly Strike) / 蝿蛆症(ハエウジ症)
概要
開放創や湿った皮膚のひだにハエの幼虫が寄生する疾患です。
主な症状
anorexia
foul odor
lethargy
skin lesions
visible larvae
原因
ハエ類(クロバエ科、ニクバエ科)が衰弱動物の開放創、汚れた皮膚、体腔開口部に産卵。屋外飼育、不衛生、既存の創傷、総排泄腔の汚染が素因。
病態生理
ハエ幼虫(蛆)はタンパク分解酵素を分泌して組織を消化し、皮下組織に拡大する空洞を形成する。進行性の組織破壊、二次性細菌感染、吸収毒素による毒素血症、未治療では致死的敗血症を引き起こす。
治療
鎮静下で鑷子を用いて全ての可視幼虫を手動除去。クロルヘキシジン希釈液または生食で創洗浄。壊死組織のデブリドマン。局所抗菌薬(スルファジアジン銀)の塗布。二次感染に全身性抗菌薬。輸液と鎮痛薬。治癒まで毎日の創管理。
予防
屋外ケージのハエ防止スクリーン設置。清潔な飼育環境の維持と汚れた動物の速やかな清拭。創傷の速やかな治療。衰弱動物へのハエ侵入防止。
予後
早期発見で幼虫が完全に除去されれば予後概ね良好。広範な組織破壊や敗血症を伴う進行例は予後不良。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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