原発性上皮小体機能亢進症
概要
上皮小体の原発性過活動による高カルシウム血症。
主な症状
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臨床徴候
爬虫類における原発性上皮小体機能亢進症の臨床徴候はホルモン異常または代謝障害の種類により特異的パターンを示す。糖尿病: 多飲多尿・多食・体重減少。甲状腺機能亢進: 体重減少・多食・多動・心拍数上昇。クッシング症候群: 腹部膨満・脱毛・多飲多尿・薄い皮膚。アジソン病: 元気消失・嘔吐・下痢・電解質異常。低血糖: 振戦・痙攣・意識低下。早期は無症候性に進行することが多く、定期的内分泌スクリーニングが早期発見の鍵。
原因
副甲状腺腺腫または過形成による自律的PTH分泌。栄養性二次性副甲状腺機能亢進症(MBD)よりはるかにまれ。診断には腎疾患の不在下で高カルシウム血症を伴うPTH上昇の証明が必要。
病態生理
過剰なPTHは骨吸収、腎カルシウム再吸収、腸管カルシウム吸収の増加により高カルシウム血症を引き起こす。高カルシウム血症は軟部組織石灰化(腎臓、血管、消化管)、腎不全、消化管うっ滞、心機能障害に至る。
診断
血清Ca上昇・P低下・PTH上昇の三徴を確認する。爬虫類では尿酸が主要窒素代謝産物であるため、腎機能評価には尿酸値が血中尿素窒素より有用である。レントゲンで骨密度低下・病的骨折を評価し、腎臓超音波で腎石灰沈着を確認する。二次性(栄養性・腎性)上皮小体機能亢進症との鑑別にはUV-B照射歴・食餌内容・腎機能の総合評価が必要である。POTZ下での採血を徹底する。
治療
腺腫が同定された場合は外科的副甲状腺摘出術。急性カルシウム低下のための0.9%NaClによるIV輸液利尿。急性高カルシウム血症にカルシトニン1.5 IU/kg。カルシウム尿症促進のためフロセミド2-5 mg/kg。術後の低カルシウム血症のためのカルシウムレベルの密接なモニタリング。
予防
原発性副甲状腺機能亢進症の既知の予防法はない。ハイリスク動物のカルシウムレベルの定期的モニタリング。
予後
副甲状腺腺腫が成功裏に除去されれば予後良好。腎障害を伴う慢性高カルシウム血症は予後要注意。
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