← トップへ戻る
爬虫類 (Reptile) 内分泌 重度

原発性上皮小体機能亢進症

Hyperparathyroidism (Primary) / 原発性上皮小体機能亢進症

概要

上皮小体の原発性過活動による高カルシウム血症。

主な症状

骨脆弱 便秘 骨折 無気力 筋肉のピクつき

原因

副甲状腺腺腫または過形成による自律的PTH分泌。栄養性二次性副甲状腺機能亢進症(MBD)よりはるかにまれ。診断には腎疾患の不在下で高カルシウム血症を伴うPTH上昇の証明が必要。

病態生理

過剰なPTHは骨吸収、腎カルシウム再吸収、腸管カルシウム吸収の増加により高カルシウム血症を引き起こす。高カルシウム血症は軟部組織石灰化(腎臓、血管、消化管)、腎不全、消化管うっ滞、心機能障害に至る。

治療

腺腫が同定された場合は外科的副甲状腺摘出術。急性カルシウム低下のための0.9%NaClによるIV輸液利尿。急性高カルシウム血症にカルシトニン1.5 IU/kg。カルシウム尿症促進のためフロセミド2-5 mg/kg。術後の低カルシウム血症のためのカルシウムレベルの密接なモニタリング。

予防

原発性副甲状腺機能亢進症の既知の予防法はない。ハイリスク動物のカルシウムレベルの定期的モニタリング。

予後

副甲状腺腺腫が成功裏に除去されれば予後良好。腎障害を伴う慢性高カルシウム血症は予後要注意。

内分泌の他の疾患(爬虫類)

爬虫類の全疾患を見る →

VetDictで爬虫類の鑑別診断を行う

症状チェッカーを使う

関連する疾患

代謝性骨疾患(MBD) (共通2症状) 栄養性二次性副甲状腺機能亢進症 (共通2症状) 低カルシウム血症 (共通2症状) 消化管閉塞(インパクション) (共通2症状) 異物誤飲 (共通2症状) 腎細胞癌 (共通2症状) 床材インパクション (共通2症状) 慢性卵貯留 (共通2症状)
📋 爬虫類の疾患一覧を見る →
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。