栄養性二次性副甲状腺機能亢進症
Nutritional Secondary Hyperparathyroidism / 栄養性二次性副甲状腺機能亢進症
概要
慢性的なカルシウム不足またはビタミンD3不足による副甲状腺ホルモンの過剰分泌です。
主な症状
fractures
jaw softening
lethargy
soft bones
tremors
weakness
原因
長期間の食事性カルシウム不足、過剰なリン摂取、UVB照射不足、またはビタミンD3欠乏による慢性低カルシウム血症と代償性PTH過分泌。
病態生理
慢性低カルシウム血症が副甲状腺の過形成と持続的PTH分泌を刺激する。PTHは破骨細胞による骨吸収を促進し、骨格の犠牲の下にカルシウムを血中に放出する。骨は進行性に脱灰し線維性結合組織に置換される。
治療
飼育管理の根本的改善(UVB、食事)。カルシウム補給:グルビオン酸カルシウム1 mL/kg PO 12時間毎またはカルシウムカーボネートダスティング。重症:グルコン酸カルシウム50-100 mg/kg IV緩徐投与。カルシトリオール0.25 μg/kg PO 24時間毎を2-4週間。病的骨折の副木固定。更なる骨折防止のため登攀・ハンドリング制限。
予防
MBDの予防と同様:適切なUVBライト、Ca:P比を考慮したカルシウム強化食、種に応じたビタミンD3の供給、定期的な獣医学的健康診断。
予後
早期介入と飼育環境改善で予後良好。既に生じた骨格変形は通常永続するが、進行は停止可能。ラバージョーや多発骨折の重症例は予後要注意。
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※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。
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