← トップへ戻る
爬虫類 (Reptile) 中等度

甲状腺機能低下症

Hypothyroidism / 甲状腺機能低下症

概要

甲状腺ホルモン不足による代謝低下。

主な症状

cold intolerance lethargy obesity poor shedding slow growth

原因

甲状腺腫誘発食(草食性爬虫類のアブラナ科野菜の過剰)、ヨウ素欠乏、慢性炎症による甲状腺の破壊。主にアブラナ科ベースの食事を給餌されたリクガメとイグアナでより一般的に報告。

病態生理

甲状腺ホルモン産生の不足が代謝率を低下させる。爬虫類では嗜眠、成長不良、脱皮遅延、肥満、繁殖不全、粘液水腫として発現。甲状腺腫(甲状腺腫大)は頸部腫脹として可視的な場合がある。慢性甲状腺機能低下症は免疫機能を障害する。

治療

食事の是正:甲状腺腫誘発食の減量、十分なヨウ素の確保。レボチロキシン補給0.02 mg/kg PO 24-48時間毎。用量調整のための甲状腺レベルのモニタリング。温度最適化を含む飼育管理の是正。

予防

アブラナ科野菜の過剰なしの多様な食事の給餌。食事中の十分なヨウ素の確保。草食性爬虫類への専らアブラナ科ベースの食事の回避。

予後

早期に発見され原因が食事性であれば予後良好。不可逆的甲状腺障害は生涯にわたる補給を要しうる。

VetDictで爬虫類の鑑別診断を行う

症状チェッカーを使う
📋 爬虫類の疾患一覧を見る →
※ 本ページの情報は獣医学的参考資料であり、診断・治療の代替ではありません。実際の診療は必ず獣医師にご相談ください。
VetDict は獣医師(DVM)が開発した臨床支援ツールです。