異物誤飲
概要
床材、装飾品、敷材などの非食品の誤飲です。
主な症状
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臨床徴候
爬虫類における異物摂取の臨床徴候は外傷部位と重症度により異なる。骨折: 跛行(非荷重)・腫脹・捻髪音・変形・疼痛。裂傷: 出血・組織欠損・感染リスク。内臓損傷: ショック徴候・腹部緊張・呼吸困難(横隔膜ヘルニア・気胸)。脳挫傷: 意識低下・瞳孔異常・運動失調・発作。脊椎損傷: 麻痺・反射異常・排尿障害。重度外傷では多発外傷の評価と緊急安定化が予後を左右する。
原因
給餌時の偶発的摂取(餌に付着した床材)、異食症、ケージ装飾品や緩んだデコレーションの摂取、小さな非食品物体への捕食反応。砂、砂利、ゴム製品、プラスチック植物が一般的な原因物。
病態生理
異物はサイズと位置に応じて部分的または完全な消化管閉塞を引き起こす。鋭利な異物は消化管壁を穿孔し腹膜炎を起こしうる。異物近位の閉塞は腸管拡張、虚血、壊死を招く。線状異物(糸、繊維)はプリケーションと多発性腸穿孔を起こしうる。
診断
X線(2方向)で放射線不透過性異物(石・金属・砂利)の位置と腸閉塞所見を確認。造影X線(バリウム/ヨード系)で放射線透過性異物(基材・布片)と通過障害を検出。超音波で異物の位置・腸管壁肥厚・自由液体(穿孔時)を評価。血液生化学(UA・電解質→脱水・腎障害評価)。CBC(ヘテロフィル著増→腸壊死・腹膜炎)。飼育環境の基材種類の聴取が原因特定に重要。
治療
X線撮影 ± 造影検査で位置特定。小さく滑らかな異物:温浴、経口輸液、ミネラルオイル1 mL/kg、通過の観察。大きな、鋭利な、または移動しない異物は外科的除去(胃切開/腸切開)が必要。術後は輸液、抗菌薬、補助給餌による支持療法。
予防
非摂取性床材の使用、皿/ボウル上での給餌(床材上に直接置かない)、ケージからの小さな緩い物体の除去、ケージ外活動時の監視。
予後
穿孔や壊死の前に除去されれば予後良好。腹膜炎を伴う腸穿孔は予後要注意〜不良。予防が鍵。
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