オウム類嘴羽毛病(PBFD)
概要
サーコウイルス感染による進行性の羽毛異栄養症と嘴壊死。若鳥では致死的になることが多い。
主な症状
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原因
オウムにおける嘴羽毛病(PBFD)の原因: オウムにおけるウイルス性の皮膚疾患。嘴羽毛病(PBFD)は適切な診断と治療管理が重要である。早期発見と適切な介入が予後改善の鍵となる。
病態生理
オウムのPBFDはBFDV(サーコウイルス)による慢性免疫不全+羽毛異常で、コンゴウインコ、ヨウム、キバタン、オカメインコ等のオウム目全般に感染。BFDVは羽毛濾胞上皮・嘴基底上皮・リンパ組織を標的。慢性型(進行性羽毛dystrophy→嘴壊死→免疫不全→二次感染で死亡)と急性型(幼鳥の重度免疫抑制→急死)がある。環境中で極めて安定 (Raidal SR et al. 2015)。
治療
【オウムにおけるオウム類嘴羽毛病(PBFD)】 オウム類嘴羽毛病(PBFD)に対する特異的抗ウイルス療法はほとんどの症例で確立されておらず、治療は支持療法と二次感染予防が中心。 二次性細菌感染予防: エンロフロキサシン 5-15 mg/kg PO/IM q12-24h(培養感受性で再選択)。 感染個体は隔離(PCR陰性化まで)し、ケージ用具は次亜塩素酸1:10で消毒。 ワクチン未開発の疾患が多く、群管理では新規導入個体の検疫(最低30-45日)が予防の要。 支持療法(鳥類): 保温28-30℃(重症は30-32℃)、皮下/骨内輸液 50-100 mL/kg/日 (温乳酸リンゲルまたはノルモソルR)、強制給餌(Emeraid Omnivore/Carnivoreなど 20-30 mL/kg q4-6h)、酸素分圧40%以下を維持しつつ呼吸補助。 【鑑別と経過観察】類似症候を呈する疾患の除外と、治療4-8週後の再評価が予後改善の鍵。重症度・併発症によってはオウムの専門医紹介を考慮する。
予防
嘴羽毛病(PBFD)の予防にはワクチン接種(利用可能な場合)、新規・病気動物の隔離、厳格なバイオセキュリティ対策、適切な消毒プロトコル、既知のキャリアや汚染環境との接触回避が含まれる。
予後
オウム類嘴羽毛病(PBFD)の予後: 多くは治療に良好に反応。
関連する薬品
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