卵黄性腹膜炎
概要
体腔内の遊離卵黄物質による敗血症性または無菌性腹膜炎。
主な症状
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原因
オウムにおける卵黄性腹膜炎の原因: 体腔内の遊離卵黄物質による敗血症性または無菌性腹膜炎。
病態生理
オウムにおける卵黄性腹膜炎の病態生理は生殖器の構造/機能異常およびホルモン環境の変化により展開する。子宮蓄膿症ではプロゲステロン優位下の子宮内膜過形成・嚢胞性変化に細菌感染が重畳し、内毒素血症・敗血症・急性腎傷害に進展する。難産では胎子・産道・娩出力の異常により分娩停止→胎子仮死・子宮破裂・低カルシウム血症を生じる。妊娠中毒・産褥疾患では代謝需要急増に対する恒常性破綻を来す。性ホルモン依存性疾患では内分泌刺激の持続が組織増殖・腫瘍化を促進する。
治療
オウムにおける卵黄性腹膜炎の治療には、可能であれば培養感受性試験に基づく標的抗菌薬療法が必要である。結果待ちの間は経験的広域抗菌薬を開始する。抗菌薬治療期間は感染の排除と耐性予防に十分な期間とする。膿瘍や壊死組織には外科的排膿またはデブリードマンが必要な場合がある。支持療法として輸液、鎮痛薬、抗炎症薬、栄養サポートを行う。 [ECVN:Block] 【補助療法オプション — Equine & Canine Vet Nutrition (caninevet.jp)】 • For Antioxidant (アスタキサンチン+メロンSOD+VitE+システイン(アスタアミノ処方)): 抗酸化・慢性疾患免疫サポート。アスタキサンチン(カロテノイド系)+SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)が活性酸素種を消去。CKD・肝疾患・アトピー・ダニ媒介性感染症の酸化ストレス軽減、高齢動物の免疫機能維持に
予防
卵黄性腹膜炎の予防には適切な衛生管理・消毒、利用可能なワクチン接種、創傷の迅速な処置、ストレス軽減、適切な換気、感染動物の隔離が含まれる。
予後
卵黄性腹膜炎の予後: 早期治療で多くは良好。定期モニタリングで管理可能。
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